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三菱自動車の株価の下落がおかしいレベル・・・2度目の不祥事で信用失墜か?

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三菱自動車の不正が波紋を呼んでいる。不正の発表を熊本地震に被せてきたところに、この会社の体質が透けて見えるとの見方もある。

問題となったのは、ekワゴン、ekスペース、日産向けに供給していたデイズ、デイズルークの4車種の燃費データだ。燃費を計測し、国土交通省に届けをし、そのデータをもとに車の性能をアピールしていくことになるのだが、燃費の計測の際に、数字が有利に出るような不正操作を行ったというのだ。具体的には、風邪や斜面などの「走行抵抗値」を低く設定し、車にとって有利な条件でデータ計測を行ったため、通常よりも燃費がいいように結果が出たということだ。

今回の不祥事によって、三菱自動車の株価は前代未聞、すこし「おかしい」と思わざるをないレベルで下落している。本記事では、三菱自動車の株価を異常な水準で下落させた根本原因でもある初めの不祥事と、今回の不祥事の概要を整理し、今後の見通しについてまとめてみた。

 

三菱自動車の最初の不祥事とは?

最初の不祥事、といっても、三菱自動車のリコール隠しの歴史は長い。自動車会社は、自動車に関するクレームがある場合、国にその情報を開示する必要がある。三菱自動車は1977年から、そのクレームに「H区分」という区分をつけ、都合の悪い情報を国に対して隠蔽してきた。

そうした中、1990年に最初の自動車の不具合による事故が発生する。この時は犠牲者はおらず、三菱自動車側は隠蔽を行い、免れた。その後リコール隠しが判明し、大規模な改革が行われた。2000年には当時の社長が交代し、新体制へ向けて舵を切ったかに見えた。

しかし、2002年、横浜市で三菱ふそう製のトラックが脱輪事故を起こし、そのタイヤが歩道を歩いていた母子に激突。二人の命を奪う結果になってしまった。これに対して、三菱自動車側は「あくまで運転手の整備不良によるもの」として自社の非を認めなかった。

ついに県警が三菱自動車本社に家宅捜索に入り、技術検証の結果、トラック自体の不具合を摘発し、三菱自動車が責任を問われることになったのだ。

この隠蔽は極めて悪質性が高く、国民の注目は非常に高まった。三菱自動車のユーザーもどんどん離れていき、業績は急落したのだ。この不祥事で、脱輪を起こしたトラックを運転していた男性は、運送業を廃業に追い込まれてしまった。一連の不祥事を描いた池井戸潤の小説『空飛ぶタイヤ』に事件の詳細や、登場人物の心理描写が克明に描かれて居る。興味のある方はぜひお読みいただきたい。

三菱自動車の燃費不正不祥事の概要は?

今回の不祥事は、影響力としてはすさまじいものがある。4車種ですでに60万台以上を販売しており、その全ての燃費データが不正なものとなっている。これら全ての購入者に対して補償を行う方針だというが、到底支払いきれない補償金額が予想される。

最近の大企業の不祥事では、旭化成建材が杭打ちのデータを不正に改竄したために、マンションが傾く自体を招いた。その際は、傾いたマンションの立て直しを約束することができたが、今回の販売台数では全てを買い取る場合、莫大な金額が必要となる。いくら三菱の力をもってしても、到底払える額ではない。

今回の不正を行った人物は、三菱自動車社内では特定ができているようだ。データ取得に携わった部署と、データを承認した人物はすぐにわかる。しかし、三菱自動車側は「誰に責任があるかの特定には至っていない」との回答を行っている。

過去のリコール隠しの際は、担当部長も逮捕されている。今回は、この不祥事による死者は出ていないため、刑事起訴になるかはわからないが、その担当者の今後については非常に気になるところだ。

 

三菱自動車の今後はどうなる?

2000年前後のリコール問題で、市場の信用を失った三菱自動車は、徐々にその信頼を回復しつつあったところだ。ようやく回復しかかった信頼を、完膚なきまでに自らの手で失墜させてしまった。

それが株価の下落にも現れている。2日連続のストップ安。異常事態だ。この株価は、信頼の回復には時間がかかるものの、失うのは一瞬であるということを実によく物語っている。たった一人の判断で、大企業の株価が一瞬にして下がるのだ。

三菱自動車の株価については、週明けに一旦回復するだろう。今週は、空売りで儲けた人もたくさんいるはずだ。そろそろデイトレーダーたちによる遊びが終わり、実態に即した株価に落ちつくはずだ。今後もしまた一荒れするとすれば、今回の調査でさらなる不正が発覚した場合。そうなると三菱自動車は今後まともに営業することはできなくなるはずで、どこかの自動車会社に吸収買収されるのを待つことになるのではないだろうか。そして買収の噂が立ち始める頃にまた株価が上昇するはずだ。

今回の騒動で、三菱自動車銘柄で損をした人も、まだチャンスはある。焦らず売り抜けるタイミングを待とう。

 

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