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今村雅弘激怒の記者の名前はどこの誰?記者の方が明らかに悪いという説も…

復興大臣の今村雅弘の激怒記者会見がセンセーショナルに報道され、テレビを賑わせている。

大方の世論は、記者会見という公式な場で、大人気なく記者に対して怒鳴り散らす今村大臣の姿に「大臣失格」「即刻辞任すべき」との声が多い。

しかしこの騒動、よくよく実態を見てみると、必ずしも大方の世論が正しい見方とはいえないのではないかと思えてくる。

いわゆるメディアの「切り取り報道」の疑惑があるのだ。

今回の記事では、この騒動についての真相、そこからメディアのあり方についてもまとめた。ぜひご一読頂きたい。

今村雅弘を怒らせた記者はどこの誰?名前は?

自主避難は「本人の責任」 復興相、記者に「うるさい」(朝日新聞デジタル) https://t.co/C4XUopjAZN  そもそも自然災害の「災害救助法」で、原発事故避難者に対応するのが間違い。「災害救助法」を打ち切るなら「子ども被災者支援法」に則った新たな制度措置が必要。

— 西中誠一郎 (@nishidebu) 2017年4月5日


今村雅弘大臣を激怒させた記者は西中誠一郎という。

ある種、想像通りの人物だ。彼のツイートを見てみると、反原発、反TPP、反安倍内閣…といった、おきまりの文言が並ぶ。反政権側の人間であることが明白だ。

そして、記者と今村大臣のやりとりは以下の通りだ。

記者の質問は、東日本大震災に伴う自主避難者への施策に関するものだった。福島県は避難指示区域外から自主避難を行った住民に対し、住宅の無償提供を行ってきたが、2017年3月31日、これが打ち切られた。住民や支援者などは支援の継続を求め、3月に国に対し署名を提出した。この署名について、まずは記者が尋ねる。

今村復興相は、「いや、まだ確認はしていません」。

続けて記者は、こうした自主避難者への支援が福島県など自治体に任されていることは、国の「責任放棄」ではないか、と詰め寄る。

今村復興相は、「地元の実情に詳しいのは県」という理由から、自主避難者の窓口は県とする体制を維持する、との旨を回答したのに対し、記者は繰り返し、国が対応に当たるよう求め、同様のやりとりが3度にわたって続く。

記者「これから母子家庭なんかで、路頭に迷うような家庭が出てくると思うんですが、それについてはどう責任を取るおつもりでしょうか」

このあたりから、今村氏はしきりにうなずくなど、動作が大きくなりつつも、三たび同じ趣旨の回答を繰り返す。

復興相「国の役人が、ね、福島県の事情もその人の事情もわからない人たちが、やったってしょうがないでしょ? あるいは他の自治体の人が。だからそれはあくまでやっぱり、一番肝心の福島県が、やっていっていただくということが、一番いいという風に思っています」
これに対し、記者が、ややトーンを上げて、

「それは大臣自身が福島県の内実とか、なぜ帰れないかという実情をですね、ご存じないからではないでしょうか。それを人のせいにするのは僕は、それは……」
と質問した。

ここで今村復興相はさえぎるように声を上げた。

復興相「人のせいになんかしてないじゃないですか。誰がそんなことしたんですか。ご本人が、要するに、どうするんだということを決めて、」
記者「でも帰れないですよ、実際」
復興相「え?」
記者「帰れないから避難生活を送ってるんじゃないですか」
復興相「帰ってる人もいるじゃないですか」
記者「帰ってる人ももちろんいます。ただ帰れない人もいらっしゃる」
復興相「帰ってる人だってねえ、いろんなねえ、難しい問題を抱えながら帰ってもらってるんですよ」
その後も、記者と復興相のやりとりは続き、記者が「判断ができない、帰れないから避難生活を続けなければいけない。それは国が責任を取るべきではないでしょうか」と質問すると、復興相が「いやだから、国はそういった方たちに、いろんな形で、対応してるじゃないですか。現に帰ってる人もいるじゃないですか。いろんな、こんな問題を……」と答えたあたりから、やりとりは熱を帯びてくる。

記者「では帰れない人はどうなんでしょう」
復興相「え?」と聞き返す。

記者「帰れない人はどうするんでしょうか」
復興相「どうするって、それはもう本人の責任でしょう。本人の判断でしょう」
記者「自己責任ですか。(今村復興相、再び「え?」と聞き返す)自己責任だとお考えですか」
復興相「自分はそうだと思いますよ」

今村復興相の「自己責任」発言に記者は、「あ、そうですか。わかりました。国はそういう姿勢なわけですね。責任を取らないわけですね」。

復興相「だから、そういう、一応の線引きをして、ルールにのっとってこれまでやってきたわけだから。そこの経過はわかってもらわなければならない。だからそれは、さっきあなたが言われたように(編集部注=原発事故について、国と東電の責任を認めた3月17日の前橋地裁判決を指す)、裁判だなんだでも、そこのところはやればいいじゃないですか、やったじゃないですか。(中略)国としてできるだけのことはやったつもりでありますし、まだまだ足りないということがあれば、今言ったように、福島県なり一番身近な寄り添う人を中心にして、そして国が支援をする、という仕組みで、これはやっていきます」
今村復興相が、それまでの見解を改めて繰り返すと、「自主避難の人にはお金が出ていません」と記者が声を上げた。

復興相「ちょっと待ってくださいよ。あなたどういう意味で、こうやってやるのか知らないけど(笑)、ここは論争の場じゃありませんから」
ここで事務方から、会見終了の声がかかった。このため、復興相は「まあ、後で来てくださいよ。そんなこと言うなら」と、ひとまず矛を収めようとしたところ、記者が「責任を持って回答ください」と言いかけた。この言葉に、今村復興相がさっと顔を上げた。

復興相「責任持ってやってるじゃないですか! なんて、君は、無礼なこと言うんだ。ここは公式の場なんだよ(演台を小突く)」
記者「そうです」
復興相「だったらなんで無責任だなんて言うんだよ!(さらに強く叩く)」
記者「ですからちゃんと責任を……」
復興相「撤回しなさい!(指さしながら)」
記者「撤回しません!」
復興相「しなさい! 出て行きなさい! もう二度と来ないでください、あなたは!」

やりとりを読めばわかるが、この記者は質問をしていない。自らの「住宅支援を打ち切った国は無責任で非道」という主張を前提に、一方的に復興大臣を問い詰めているのだ。

もちろん、国の決定がすべて正しいわけではない。しかし、現実問題として、避難区域外の自主避難者へ未来永劫住宅支援を続けることは不可能であることは事実だ。支援はどこかで打ち切って、新たな生活を踏み出してもらう必要がある。

その決定への質問に対し、今村大臣はできる限り真摯に回答していたように見えるのは筆者だけではないはずだ。

それに、支援を打ち切られた人の気持ちを、考えなかったことなどあるはずもない。支援を受ける人にもいろいろいる。支援があるから安心して生活できる人、支援がなければ行き詰まってしまう人、一方、支援があるから安穏としている人だって現実にいる。

そうした総合的な判断を踏まえて、今回の決定が下されている。それを一方的な決め付けで「国は無責任。大臣は何もわかってない。」と一記者に公式の場で詰め寄られては、頭にくるのも当然だろう。

この問題についての国の見解は、大臣のこの発言に集約される。

「だから、そういう、一応の線引きをして、ルールにのっとってこれまでやってきたわけだから。そこの経過はわかってもらわなければならない。だからそれは、さっきあなたが言われたように(編集部注=原発事故について、国と東電の責任を認めた3月17日の前橋地裁判決を指す)、裁判だなんだでも、そこのところはやればいいじゃないですか、やったじゃないですか。(中略)国としてできるだけのことはやったつもりでありますし、まだまだ足りないということがあれば、今言ったように、福島県なり一番身近な寄り添う人を中心にして、そして国が支援をする、という仕組みで、これはやっていきます」

この国の公式見解を、礼賛しようが批判しようが、それは自由なことだ。
しかし、記者はとにかくこの公式見解が間違っていたと大臣に言わせることに躍起になり、しまいには公式見解を否定する発言をしない大臣に対し「無責任だ。きちんと回答しろ。」と迫っているわけだ。

自分が大臣の立場になってみれば想像できるだろうが、このようなやりとりには終わりがない。はっきり言ってイラついて仕方がなくなるだろう。もとより会話にならないし、会話を成立させようとしていないのだ。

もちろん、これで公式の場ですぐに怒鳴り散らした大臣の態度は批判を受けてしかるべきだが、メディアがその部分だけを切り取ってセンセーショナルに報道することが本当に正しいのかは甚だ疑問だ。

こうした経緯があったことはよく理解しておく必要がある。

メディアは「文脈」という言葉を知らないのか?

このやりとりをみると、どう考えても大臣の記者会見という公式な場で、無理筋なシナリオで自分の主張に沿った発言を引き出そうと、記者質問のルール無視で詰問し続けた記者が悪いようにみえる。

もちろん、これは人それぞれの判断があるところだろう。

しかし、メディアでその判断ができるような材料をしっかり与えているだろうか。今村大臣が「うるさい!」と怒鳴り散らす場面だけを報じ続けるメディアは「文脈」という言葉をしらないのだろうか。

仮に、文脈もなく突然「うるさい!」と叫び出す人間が大臣であれば、まずはそのような人物が大臣となるような投票行動を行った我々国民が反省すべきだろうか。

少なくとも今回の騒動、西中誠一郎という記者の意図は達せられただろう。

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