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音喜多駿が「胡散臭い」と嫌われる理由とは?

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小池百合子都知事が誕生してから、東京都政への注目度は高まるばかりだ。豊洲新市場問題、東京五輪ボート競技場問題など、とにかく話題に事欠かない。そんな中、波に乗って急速に知名度を上げてきた都議会議員がいる。音喜多駿都議だ。

爽やかなルックスと、軽快な語り口が人気を博し、テレビ番組への出演機会が増えているようだ。一方、それによって、音喜多駿氏へのネガティブな言説も増えてきている。

特に、音喜多駿に対して「胡散臭い」という印象を持つ人が多いようだ。また、検索をすると「嫌い」という予測語も出てくる。「嫌い」という予測語が出てくる人は、やはりなんらか嫌われる要素を持っている。検索すると後ろに「嫌い」がくる人物には、うまく表現ができないが、言いようのない共通項があると感じるのは、筆者だけではないはずだ。

音喜多駿都議は、なぜ「胡散臭い」という評価を下されてしまうのだろうか。

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音喜多駿が胡散臭いと言われる理由

音喜多駿はなぜ胡散臭いと評されるのだろうか。人に対する印象は、あくまで個人の受け止め方の違いだ。当然、十人十色であるはずだ。しかし、これほど多くの人に同じ印象を与えている以上、その根本理由に対する考察は、多くの人が同じ結論に行き着くと考えて良い。筆者個人の見解を述べていこう。

筆者が、音喜多駿を胡散臭いと感じるのは、「あまりに的確なキャラクターを演じている」ように見えるからだ。

音喜多駿は33歳。地方議会含め、政治家の中では極めて若い。政治の世界は、どうしても年功序列にならざるを得ない。人脈、影響力、そして金。様々な力を持っていないと、人は動かせず、よって政策を実行していくことができない。

そんな政治の世界で、若い人に求められる役割は、得てして「新しい風を吹き込む!」「若い感性を取り入れて、古い政治の世界を刷新する!」「若者の政治参加を!」という、定型文的なスローガンに集約されるといってよいだろう。

実際、若い選挙立候補者を見れば、ほとんどの候補者が同様のことを謳って立候補するわけだ。しかし、若い議員は他にもたくさんいるが、結果として政治の世界に新しい風を吹き込めたといえる者は、ほとんどいないといってよい。やはり政治の世界は、「都議会のドン」などと称されるように、どうしても長く権力を握った人物により動いてしまう。これは抗いがたい事実なのだ。

そんな世界において、音喜多駿は、まさに期待通りの若手政治家の働きをしている。「一昔前の少年ジャンプの漫画の主人公」のように、「ああ、漫画の熱血主人公だね」=「ああ、元気のある若手政治家だね」と周囲に思わせるような働きをしている。

それがあまりに露骨に感じるため、どうしても「作り物感」「演技っぽさ」「嘘臭さ」を感じさせてしまうのだ。さらに踏み込んで言えば、音喜多駿自身、別に「若者に光を!」などと思って政治家になっていないはずなのだ。

しかし、都議会が注目された今、マスメディアに露出し、名前を売る大チャンスだ。そのマスメディアで音喜多駿に求められる役割は、「元気のある若手政治家」なのだ。音喜多駿自身、そのことをよくわかっているはずだ。だから演じてしまう。その演技性を嗅ぎ取った人々から、どうしても胡散臭いと思われてしまうのだ。

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音喜多駿の問題ではない

筆者は、自身も複数のブログを運営していることから「ブロガー議員」と自らを称する音喜多駿議員には、まだ彼がそれほど有名でない頃から注目していた。その頃、筆者が音喜多駿に対して持った印象は「極めて思考が整理された、発信力の高い人間」ということだ。

また、筆者は常々、「物事を合理的に現実的に考えていけば、いわゆる「中道右派」にならざるを得ない」と考えているのだが、音喜多駿もおそらく同じような思考を経て今のスタンスに落ち着いたと解釈していた。そのため、応援している政治家の一人であった。

しかし、音喜多駿は、舛添問題、内田茂問題、小池百合子の劇場型選挙選など、都議会の「炎上ネタ」を拾い上げ、地道にブログを炎上させることでしか知名度を上げられなかった。

結局、何も持たない若者は、政治の世界では、その主義主張を通し、政策を推し進めることができない。音喜多駿は、一議員としては、何もすることができなかったのだ。

だからこそ、この大炎上チャンスに乗り、自分の影響力・知名度をあげようと、メディアの要請にしたがい、「若手政治家」を演じてしまい、胡散臭いという評価を得てしまった。

むしろ、「胡散臭い」と思われでもしなければ、ただ給料をもらい続け、何もなすことのできないサラリーマン議員に成り下がる。これは、音喜多駿が生得的に胡散臭いという問題ではない。政策の良し悪しでは動かず、属人的にしか動かない、日本政治の停滞こそが問題なのだ。

政治家とはどうあるべきなのか?

とはいえ、だから日本の政治はダメだというつもりはないし、言ったところで意味がない。一方で、なんの力も実績もない若者の声だけで動く政治も不安だ。

本来は、力のある人間こそが、その力を適切に使い、よりよい社会を作り上げていく必要がある。ノブレスオブリージュの考え方だ。今の日本政治の文脈において「優秀な政治家」は、その「優秀さ」をもっと適切な方向に使わなければならないのだ。

もしくは、日本政治の文脈において「優秀さ」も持った若者が政治家にならなければならない。現状、そのような若者が、あえて議員になって力を発揮したいと思うような世の中ではないといえる。

いずれにせよ、「力の使い方を間違った力のある政治家」と「力があればうまく使えるが力のない政治家」しか存在しないのが、日本の今の現状といえる。

そんな中、やはり音喜多駿にはこの「炎上チャンス」をうまくものにし、「胡散臭い」という評価を乗り越え、力のある政治家になってほしいと期待してやまない。

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