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最近密かに注目しているテレビ番組が「◯◯式」という番組だ。テレビ東京の番組で、巷にあふれるHow Toを芸人が実際に検証するという番組だ。確かに、自分で試すほど信憑性がない能力開発などを芸人が代わりに検証してくれるのだ。
今回の放送では、「薔薇」などの難しい漢字を絶対に忘れない記憶法を紹介していた。このノウハウの提唱者は津川博義という人物だ。
曰く、難しい漢字を覚える際は、ある一箇所だけを覚えれば、全体の難しい漢字を覚えられるというものだ。
薔薇であればそれぞれの文字の中心だけを覚える。
憂鬱であれば、鬱の左下の「ヒ」だけ覚えれば良い。
蘊蓄なら蘊の草冠だけ覚えれば良い。
このような覚え方で一度書いた字は一生忘れないというのだ。
これを検証したアンジャッシュの児嶋は10日後でもケアレスミス以外は全て覚えていた。
記憶力が低い児嶋でさえ覚えることができるのだから、この再現性は高いだろう。
◯◯式記憶法津川博義の主張
もともとこのノウハウを提唱する津川博義は、独自の記憶法を元に小学生から高校生までを教える塾講師だった。津川博義曰く、人間の脳は一度見ただけで大体のことを覚えられるのだが、一度に余計なことまで覚えようとするから全てを忘れるのだという。
そうではなく、難しい間違えやすい一部分だけを記憶すれば、一度書いてしまいさえすれば、覚えることができるのだ。
確かに、「薔薇」という漢字を覚えろと言われれば、気が引けてしまうが、それぞれの漢字の真ん中の一部分だけを覚えるのであれば、簡単そうに思える。あとはなんとなく薔薇と書けば、漢字が書けるわけだ。
ちなみに津川博義氏は現在は塾講師を引退したが、執筆活動を行っている。
一番有名な本はこちらだ。
◯◯式記憶法は本物か?
おそらくこれは人間の脳の機能の真理をついている。人間の脳は、映像については非常に多くの情報を取り込むことができる。一方、文字や記号などの複雑な細かい形を覚えることはそれほど得意ではない。冷静に考えれば、薔薇という漢字を書くことなど生命の維持にはなんの意味もなさない。映像からより多くの情報を取り込むことのほうが、原始時代から人間が生き延びる上でよほど必要な能力だ。
そうした大雑把に情報を把握する能力に加え、ほんのすこしの労力で、一部分難しく特徴的な箇所を覚えれば、なんとなくしか再現できなかった漢字が書けるようになるのだ。
個人的には、非常に有効であるように感じる。少なくとも筆者はこれで「薔薇」という字をもう書けるようになった。様々な漢字を試してみたいものだ。