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3月23日(水)に日本テレビで放送される「ぼくのいのち」というスペシャルドラマがある。5人家族の次男が、余命2年、生存率0%の難病にかかり、それを乗り越えるべく奮闘する家族の物語だ。話のあらすじを読むと、救いのない、辛く悲しいドラマであるように思える。しかし作品自体はシリアスな雰囲気に終始するのではなく、ところどころに笑いや和むポイントを入れ、見やすいものに仕上がっている。
この作品は、実話をもとに作られたドラマだ。実話をもとに作られたというからには、モデルとなった家族がいる。兵庫県に住む川口さんの家がそのモデルだ。
実際のモデルが存在するとあって、物語のリアリティは一気に増す。現在の川口家の様子をお伝えすることは、そのまま作品のネタバレにもつながる。以降はネタバレ注意ということで読み進めていただければ幸いだ。
ぼくのいのち実話モデルの結末は?【ネタバレ注意】
ぼくのいのちの実話のモデルとなったのは、兵庫県に住む川口さんの家族だ。次男の川口ゆうすけ君が、4歳の時に肝芽腫を患った。風邪と思って病院の診察を受けたところ、余命一年という、あまりにも衝撃的な診察結果を告げられたのだ。1年以降の生存確率は0%。あまりにも辛い医師の宣告だった。その際は母の吉代さんからの肝移植で治療を実施。
しかし、その後肺への転移が発覚する。川口さん家族は自家造血幹細胞移植という高難度の治療を行うことを決意。人間の可能性で0%など存在しない、1%でも望みがあれば、そこにかけよう。そんな思いから、自家造血幹細胞移植に挑んだのだ。
自家造血幹細胞移植という治療は、大量の抗がん剤を投与することで、悪性の細胞を死滅させる。その際に、正常な骨髄まで抗がん剤の副作用で毒されてしまう。その分を、自分自身の別の場所の骨髄から移植するのだ。現在ではその治療法が確率され、比較的成功率の高い治療法として認知されるようになったが、当時はまだ珍しく、対応できる病院も限られていた。
その甲斐あって、川口ゆうすけくんは見事に回復。「メッセンジャー」というガン闘病経験者向けの情報誌の16号(2008年発行)のものに、元気にサッカーに打ち込んでいる様子が紹介されている。2016年現在は16歳になっており、現在の動向を知ることはできないが、元気に高校にかよっていることだろう。好きなサッカーの部活動に励んでいるかもしれない。
作品自体は、木村佳乃と北村一輝の迫真の演技が見所だ。また川口ゆうすけくんを演じる子役の横山歩も、今子役の中でもっとも演技力が高いと評判の注目俳優だ。涙腺崩壊必至の「ぼくのいのち」見逃すことはできない。