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ショーンKという通称で知られる、ショーン・マクアードル川上(本名:川上伸一郎)の学歴詐称疑惑が話題になっている。3月16日発売の週刊文春で報じられた。
内容は、ショーンKの経歴詐称を暴くものだ。テンプル大学を卒業し、パリ第一大学に留学、その後ハーバードのMBAを卒業したという経歴の嘘を暴いている。
それどころか、昔、新聞配達をしていたとう本人の苦労話の嘘も暴き、高校時代は「ホラッチョ川上」と呼ばれていた事実まで暴露している。
内容について見ていこう。
ショーンKの経歴詐称
文春の記者は、直接ショーンK本人と電話で取材をしている。ショーンKはあくまで「経歴が不正確なことは認める。ベータ版のHPが残ってしまった」と主張している。
ハーバードについては、卒業者名簿の中に名前がなかったことからも、詐称していたという事実は間違いないだろう。
以下は本人談だ。
「テンプル大学ジャパンにまず入りまして、そのときには下落合にいました。まずは英語を徹底的に勉強して、そこから経済・経営の道に進もうと思って、フィラデルフィアに行かせてもらうんです。テンプル大学ジャパンの方には10ヶ月はいなかったんじゃないかな。でも、若気の至りなのですが、お付き合いをしていた女性がフランス人だったので、ヨーロッパじゃないかと。フィラデルフィアには3ヶ月しかいなかった。」
「パリ第一学校には入っていません。オープンキャンパスの中で経済・経営だけ聴講したんです。聴講とは何かというと、教授に名前だけ、『こういう者です。受けさせてください』というもので、学校に入ったわけではないです。でも図書館も弁教室も使えますし、先生ともお話できますし、非常に有意義だった」
「お金がなかったので、バイトしなきゃということで、コンサルタント会社のキャップジェミニから独立した方のところでレポートの翻訳のバイトなどをしました。私は日本語も英語もできるので、フランス語から英語になったレポートを英語から日本語にという感じで。そのうち仕事が面白くなって、学校に戻るモチベーションがなくなって・・・」
「お金がなくなったので20歳の時に熊本に戻りました。結局熊本では何もなくて、東京の英会話学校でバイトをします。その後、紹介でコンサルタント会社に入ります。京都で始まった日本LCAという会社です。今は上場企業の参下になっている会社です。その後退社し、子会社のベンチャー・リンクという会社に出向しました。相当な売り上げを上げていたので、会社ともめてしまった。そこでハーバードのプログラムに参加させてもらったのです。」
ここまでの話で、おかしな点はあまりない。もちろん、公表していた経歴と事実が違ったことはおおいにおかしいのだが、日本LCAという会社は過去実在し、京都にあった。その後、コンサルティング部門が吸収され、株式会社インタープライズコンサルティングという上場企業の参下に入っている。
これほど話に飛躍がなく、嘘を並べることもなかなか難しい。この部分については一定の信憑性を認めることができるのではないだろうか。
やってはいけない嘘
しかし、ショーンKはやってはいけない嘘をもう一つついていた。それは自身が代表を務める会社についてだ。登記住所は雑居ビルやレンタルオフィス。HPに掲載された共同経営者の写真は偽物。この点については言い逃れができない。
やっていることは、怪しげな商品を販売しているグレーな会社となんら変わらない。まあ、言ってしまえば「ショーンK」という怪しげなタレントを売り込むためのブランディングに使われていたペーパーカンパニーということだ。違和感はもはやない。
気になるのは、「ホラッチョ川上」というショーンKの高校時代のあだ名だ。筋金入りの虚言癖は、時に凄まじい説得力を持つことがある。だが、たいていの場合、中学や高校時代の知人の証言からその虚像が崩れる。
ショーンK、まだこれから色々出てくるはずだーー