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「世界一美味しい朝食」で有名なカフェbillsを運営する、株式会社トランジットジェネラルオフィスの代表取締役である中村貞裕氏。2016年3月31日に新業態の店舗「The Apollo」をオープンすることで話題になっている。
中村貞裕氏は、手掛けるレストランのほとんどが人気店として成功しており、その手腕にも注目が集まっている。彼の仕事哲学の一つに「1×100の考え方」というものがある。これは中村貞裕氏が嫁から言われてたどり着いた考え方なのだという。
今回は日本を代表するトレンドメーカー中村貞裕氏の嫁と、そこから生まれた成功哲学について学んでいこう。
中村貞裕の嫁はどんな人?
中村貞裕氏の嫁について名前などの情報は明かされていないが、学生時代から交際していた女性のようだ。
中村貞裕氏は慶応大学出身。幼い頃から、事業を起こして成功した父から「今何が流行っている?」と聞かれ続けて育ったそうだ。そのような環境も手伝い、とてつもない「ミーハー」に育ったのだという。中村貞裕氏は、父の卒業した早稲田ではなく、「モテそうだから」という理由で慶応に進学。20歳の時に、現在の嫁となる女性と交際をスタートさせたようだ。
中村貞裕氏の嫁は、彼をしっかりと教育してきた女性のようだ。こんなエピソードがある。中村貞裕氏は、自分があまりにミーハーで一つのことを極められないことにコンプレックスを持っていた。20代前半の頃は、彼女が中村氏の「浅さ」に厳しく、よく注意を受けていたようだ。
確かに、同じ年の男性と女性を比べた場合、20代前半は女性の方が精神年齢が高くなる。女性の方が、若さを武器に30代や40代の男性と知り合うことができ、様々なことを学べるのだ。一方の男性は、同い年の連中でつるんで、自分の知らない世界を見る機会が少ない。
彼女からのプレッシャーもあり、中村氏は自分の「浅さ」に悩むようになる。
ミーハーを武器に
そんな中村氏だが、20代後半になるとあることに気づくようになった。ミーハーであることは武器になるということだ。嫁からも「今何がはやっているのか」と聞かれるようになったという。「たくさんのことを知っている」ということは「一つのことを極める」ことと対等に渡り合えるのではないかと思うに至ったのだ。
彼がよくいう言葉がある。「1×100も100×1も同じ」ということだ。一つの専門家として何かを極めることは100×1。それと同じぐらい1のことを100個知っているということは価値があることなのだ。
そう考えられるようになってから、中村氏は仕事がひらけていったのだという。
このことは示唆に富む。我々一般人からすると、「1×100も100×1も同じく大変だ」と思うだろう。しかし、あくまでこれは人それぞれの特徴なのだ。33×3でも25×4でもいいのだ。ちなみに筆者は50×2のバランスがちょうど良いと感じる。さらにいえば、100を目指さなくても良いのだ。目指すものによって、力の入れ方も変わる。
こんな考えをすれば、少しは気が楽になるのではないだろうか。結局、今の自分をよく見つめ、できることとやりたいことをうまく結びつけて、とるべき方法を考えていくしかないのだ。