【人気急上昇中の記事】 現在 18 名が閲覧中...![]() あなたのマンション、現在の価値がサクッとカンタンに調べられるツールが、いま話題に。 |
最近になり、破竹の勢いでホテルを建設しているアパホテル。その社長が非常にユニークな人物であることを知っている人も多いだろう。アパホテルの社長は元谷芙美子。一風変わった帽子がトレードマークの女性だ。一度は見たことがあるという人も多いはずだ。
もともとアパホテルは、元谷芙美子の夫である元谷外志雄が創業した不動産会社から、ホテル事業を行う会社として設立された子会社だ。その社長に抜擢されたのが元谷芙美子だ。元谷外志雄は、日本の長者番付で10位以内にランクインする常連の大富豪だ。超一流の実業家である元谷外志雄に才能を見出されたということだ。
元谷芙美子の年収は6億円にものぼるという。自宅は西麻布に建てられた500坪の土地に立つ8LDKだという。元谷芙美子自身も、押しも押されもせぬ大富豪だ。
元谷外志雄に任される形でホテル事業を担当したということもあり、ホテルがうまくいったのはアパグループの後ろ盾があったからと考えられがちだ。しかし実はアパホテルは元谷芙美子の才覚のみでここまで成長したと言って過言ではない。ある意味、彼女はなるべくして大富豪になっている。
そんな、彼女や夫の年収や自宅などの資産は息子達に受け継がれるわけだが、息子達にそれだけの能力があるのかは非常に重要な点だ。無能な人物が富を手にするとロクなことが起きない。
元谷芙美子の才覚
元谷芙美子は自らの才覚によってアパホテルを一大ホテルグループに育て上げた。彼女が行った様々な工夫を紹介しよう。
一番影響があったのは、やはり自らを広告塔としてインパクトのある広告戦略をとったことだろう。当時としては珍しく、電車の中吊り広告を占領し、大きなインパクトを与えた。あまりのインパクトにクレームが殺到したそうだ。
また目の付け所が大変に良かったのは、ホテルのポイント還元ではなく、現金を還元する方式をとったことだ。通常のビジネスホテルでは、宿泊をするごとに会員カードを持つものにポイントを還元するようなキャンペーンを行っている。アパホテルはポイントではなく、直接現金をキャッシュバックしていたのだ。これにより、会社の経費で出張をするビジネスマンは、出張でアパホテルを使うことでお小遣いがもらえることとなる。これにより、出張=アパホテル=おこづかいという図式が出来あがり、アパホテルは急速に成長していったのだ。
もともと、彼女は福井県屈指の進学高校に通っていたが、父親の病気のため進学を断念。そこで福井信用金庫に高卒で入社したのだが、勉学も仕事も非常に優秀だったという。才能あふれる才女だったのだ。
元谷芙美子の息子は?
元谷芙美子と元谷外志雄の間には二人の子供がいる。長男と次男がアパグループで働いている。長男は元谷一志でアパグループの社長、次男は元谷拓。現在アパホテルの代表取締役専務をつとめている。
幼い頃から父親に連れられ、経営のなんたるかを教え込まれてきたそうだ。子供の頃から、泣いて何かを満たそうとすることは許さない方針で教育。次男に至っては骨折しても泣かなかったそうだ。
長男の元谷一志は2010年からアパグループの社長に就任。つまり、ここ最近のアパグループの目覚しい発展は、彼の功績によるところが大きいのだ。次男も専務として広報活動に力を入れている。
子供たちも、両親に劣らぬ優秀な経営者と言えそうだ。
世の中、能力があっても年収が高くない人は数多くいるが、能力がないのに年収が高いということはあり得ない。能力のない後継者が会社を継いでしまうと、社員が悲惨だ。アパグループの繁栄は続いていきそうだ。