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南スーダンに派遣されている自衛隊が、現地の武装勢力に襲撃されたというニュースが報じられた。情報は南スーダンの治安筋、襲撃された自衛隊員の状況についても、現時点では不明のままだが、非常に気になるニュースだ。現時点で分かる情報と、この問題の背景をまとめてみた。
南スーダンへの自衛隊派遣の経緯・理由は?
南スーダンは、2011年に独立を果たした、世界で最も若い国だ。そのような若い国へは、未だに独立への反対を表明している反政府軍と、政府軍の衝突が絶えないのだ。南スーダンへの自衛隊派遣は2008年から開始され、2014年には増員された。世界で最も若い国の「国づくりの支援」が理由ということだ。
自衛隊は、国連のPKOの指揮下に参画する形で現地に派遣されている。基本的に、日本政府の指揮下ではなく、国連の指揮下に入ることとなる。その中で、情報・インフラ関連の仕事を担当することになっているが、結局国連PKOに対する現地国民の感情次第で、自衛隊が攻撃の標的となることはあり得るのだ。
現に、南スーダンでは国連PKOに関する批判的感情が高まっている。こうした背景を受けて、今回の襲撃が行われたものと考えられる。
稲田朋美を狙った襲撃?
実は、稲田朋美は南スーダンに派遣されている陸上自衛隊を視察する予定になっていたのだが、マラリアの予防のために打った薬が合わなかったらしく、アレルギー反応が出てしまい、視察を取りやめたという経緯があった。
仮に、視察を取りやめずに南スーダンの陸上自衛隊を視察していた場合、なんらかの被害に遭っていた可能性も考えられる。この件が稲田朋美を狙ったものとは考えづらいが、逆に、稲田朋美が視察を取りやめた理由が、この襲撃となんらかの関係があったという見方もできる。ある情報筋から、こうした襲撃が起こる可能性を聞いていれば、回避することが可能だ。薬へのアレルギーというのも、腑に落ちない理由であり、十分に考えられる可能性ではないだろうか。
今後の展開は?
まずは、襲撃の全容が見えないことには対策の方法がない。日本人自衛官に被害は出ているのかどうか把握することが先決だ。仮に日本人自衛官に被害が出ているとなると大事になる。これまで、明確に海外での活動中に、襲撃を受けて死亡した自衛官はいないとされている。任務中のストレスが原因とみられる自殺は例があるが、そうした初の事例となれば、メディアは大きく取り上げることとなるだろう。
実際、情報が不確かなこともあるが、現時点では大手メディアはどこも報じていない。憲法9条改正が悲願である安倍内閣にとって、極めて重要な問題であり、今後の対応に注目が集まる。