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大口病院の犯人は誰か?看護師犯人説が濃厚か

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横浜市神奈川区の大口病院で、入院患者2人が相次いで不審な中毒死を遂げている。2人とも点滴に異物を混入されたことによる中毒死であるため、この事件は連続殺人事件と断定され、捜査が進んでいる。

大口病院では夏以降、1日に複数の人が死亡するなどの異常ともいえる事態が起き、病院は院内感染を疑ったが、問題は確認できなかったという。その死に本当に問題はなかったのか、病院の管理体制は適切だったのか。そして、内部犯行説は正しいのか。

大口病院で何が起こったのか?

9月18日に西川惣藏さん(88)、20日に八巻信雄さん(88)が死亡。いずれも点滴後に容体が急変しての死だった。体内からは「界面活性剤」が検出され、死因は中毒死とされる。さらに、使用した点滴の袋からも界面活性剤と、それを注射器で混入した痕跡が発見され、2人の死は殺人事件と断定された。

相次いで殺された2人は4階の同じ病室に入院していた。また、今年の4月以降に、4階のナースステーションで看護師の服が切り裂かれる、入院患者のカルテが紛失する、8月には職員に差し入れられたペットボトル飲料に漂白剤のようなものが混入されるなど、不審な出来事が続いていた。この出来事と2人の死との間に関連はあるのだろうか。なぜ大口病院の4階が狙われたのだろうか。

点滴の管理

死亡した2人に使われた点滴袋は、いずれも17日に4階のナースステーションに運ばれた。その後、18日と19日に被害者二人に使用するまで鍵をかけずに保管されていた。つまり、誰でも触れる状態だったということである。17日に50数個の点滴袋が4階のナースステーションに運ばれてから18日に使用するまでの間、何者かによって界面活性剤が注入されたということなのだろうか。

また、4階のナースステーションに20日の時点で残されていた約50個の点滴袋の一部に、注射針で刺したような穴が開いていることも分かっている。通常点滴袋の下部にはゴム製の栓がしてあり、その上からプラスチックの封がつけてある。この封は未開封であることを確認するため一度剥がすと戻せないようになっている。50個の点滴袋の一部から見つかった穴はその封の上から開いており、未開封を装った可能性があるとみられている。

点滴袋には患者名や使用予定日などが記入されていることから、特定の患者を狙った犯行である可能性も高い。過去にこの病院に入院していた人やその家族の証言によると、ナースステーションの外の机の上に点滴袋が無造作に積み上げらえていたこともあるという。これでは病院の管理体制に不備があったと考えざるを得ない。

犯人は誰か?看護師犯人説が濃厚か

点滴袋の保管方法はもちろん、袋の封の特性に関しては、外部の人間しかも医療関係者以外の人間には知識のないことであるため、この事件は内部の犯行であるという説が有力である。

4階のナースステーションに保管してあった器具消毒用の消毒液から中身を抜き取った痕跡が見つかり、その成分が被害者の体内から検出された界面活性剤と一致したという事実もある。

消毒液の在処をも把握していて、点滴袋の封に関する知識もあり、注射器の扱いにも慣れている人物とは。ごく普通に考えれば、この病院の看護師であるという説に疑いをはさむ余地はないように思える。

犯罪心理学者の「病院に不満を抱えた医療知識のある人物が、ダメージの大きさから患者を狙った可能性もある」という説も出ているが、世間の推理ではもっぱら看護師説が最有力である。さらにここで新たな証言も出てきている。大口病院内で特定の看護師に対するいじめがあったというのだ。

告発しているのは大口病院に勤務する看護師の夫だと言われている。夫は、まず7月から始まった看護師の服が切り裂かれた件などの病院内で起きたトラブルについて、横浜市にメールで通報。そして、ツイッターにそれと同じような内容をツイートしている。

死亡事件のあった20日の正午頃には、事件を知らせるメールが横浜市に送っている。その後23日には「横浜市健康福祉局医療安全課が大口病院にちゃんと監査に入っていれば事件は起きなかった」というような内容をツイートしている。この人物の妻である看護師は病院内でいじめに合っており、夫は妻の身を案じて市に内部告発をしたりツイッターで訴えたりしていたのだという。

果たしてこの人物は事件とどう関係しているのか。いじめを受けた看護師が、仕返しの矛先をいじめられた相手ではなく無関係な患者に向けた犯行なのか。しかしもしそうだとすると、妻の犯罪を暴くような告発を夫がするはずはない。

サスペンスドラマだと、その看護師に罪をかぶせようとした第三者の犯行という結末がありそうだが、現実はそうは簡単にいかないだろう。2人の被害者の他にも、大口病院では今年の夏2ヶ月の間に50人もの死亡者が出ている。この数の多さは尋常ではない。そして病院内で起こったいくつかのトラブル。謎の多さはサスペンスドラマも顔負けではあるが。

いずれにしても、被害者のご家族の心痛は計り知れないものがあるだろう。一日も早い事件解決を祈りたい。

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初代編集長・ボス

初代編集長・ボス

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初代編集長。一部上場企業で働く傍ら、ビジネスで培ったノウハウ提供を趣味としている。ノウハウコレクターとしての一面をもつ。今は引退して芸能ニュースを毎日飽きずに見続けている。

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