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エンゼルスの大谷翔平投手が10月上旬に右肘のじん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けることがエンゼルスの公式サイトで発表されました。
9月5日に行った精密検査で右腕じん帯の一部に新たな損傷が判明し、医療スタッフから手術を勧告されていたことを受けてのようです。
トミー・ジョン手術を受けると投手復帰まで1年以上かかることが一般的なので、大谷選手の二刀流復活は2020年シーズンとなるものと思われます。
そもそもこのトミー・ジョン手術、過去にも多くのプロ野球選手が受けているのですが、その後の活躍はどのようになっているのでしょうか。
術後の不良に悩むダルビッシュ有選手
同じメジャーリーガーで言えば、日本ハムの先輩でもあるレッドソックスのダルビッシュ有選手が手術を受けています。
ダルビッシュ選手は2015年シーズン途中に肘に不調を訴え、その後シーズン中に手術を受けています。
結局2016年シーズン終了までの1年半近くをリハビリに費やして、2017年シーズンから先発復帰しましたが、2018年8月に再び肘の不調を訴えて故障者リスト入りしています。
メジャーリーガーで言えば、2013年にメジャーリーグに移籍した藤川球児選手も手術を受けています。
藤川選手は2013年シーズン中に肘を故障して手術を受けましたが、その後回復に時間がかかったこともあってメジャーリーガーとしての復帰ができず、その後2015年に日本の独立リーグを経由して古巣の阪神タイガースに復帰しています。
日本球界でも名前の売れている2人の選手が手術後に回復するまでにはかなり時間がかかっているため、大谷選手の回復具合が懸念されます。
手術の結果復活した村田兆治選手
日本のプロ野球選手でトミー・ジョン手術を受けて復活したのは「マサカリ投法」で有名な村田兆治選手です。
村田選手が手術を受けた当時は、まだその有効性が疑問視されていた時代でもありました。
そもそもトミー・ジョン手術は損傷した肘のじん帯を切除し、手首や足首など自分の体の他の部位から正常な腱を移植する手術で、1970年代にフランク・ジョーブ博士によって考案されたばかり。
そんな状態でも復活の目処があるからと村田選手は手術に踏み切り、2年のリハビリを終えてロッテに復帰しました。
復帰後の球速は40歳間際の年齢なのに150kmを投げ、故障前よりも球速が速くなったという、本当に肘を故障した選手とは思えない活躍ぶりでした。
この時の活躍は村田選手が毎週日曜日に登板することから「サンデー兆治」と呼ばれて人気となりました。
この他、桑田真澄選手(元巨人)や五十嵐亮太選手(ソフトバンク)もトミー・ジョン手術を行って、見事に復活を遂げたケースと言えます。
大谷選手がトミー・ジョン手術を受けるメリットは「若さ」でしょう。
今まで紹介した選手は30代になって手術を受けていましたから、当然回復力は20代のころに比べると落ちます。
でも大谷選手はまだ24歳ですから、手術を受けても回復力も早いことから、ピッチャー復帰は思ったより早まるかもしれません。
活躍も怪物クラスなら、回復力も怪物クラスであることを立証してくれるかもしれませんね。