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最近ネット上で「わさびテロ」という言葉をよく見かける方は多いのではないだろうか。どうやら大阪の「市場ずし」というチェーン店で外国人客にだけ大量のわさびをシャリに入れているということだ。
一般的に外国人客に対してもおもてなしをする日本で、そのようなことをする企業があるということがにわかには信じがたい。だが実際に画像も出回っているので、同じ日本人としては憤りを感じる今回のニュースをお伝えしたい。
大阪の市場ずしのわさびテロの概要
発端は先月の30日、韓国人のツイートから始まった。「大阪の『市場ずし』難波店に行ってはいけない。NAVER日本旅行の掲示板に、多くの被害報告が挙がっている。」という趣旨のもので、内容は来店した韓国からの客が日本語を使えないとわかると、従業員たちが「チョン」とバカにしながら料理を作ると言ったものから、罰ゲームと言わんばかりのワサビを大量に入れられ、あまりの辛さに涙を流す様子を見て、従業員たちは笑っている…というものである。
そしてクレームを言おうにも日本語が分からないから言いたくても言えないというあまりにずさんな接客であったという旨のツイートである。同じ日本人がそんなことをするのか?と思うほどに信じられない内容である。
また、市場ずし以外にも客が韓国人だとわかると、誠意のないサービスを提供するお店があることや、日本人向けのメニューと韓国人向けのメニューで価格設定が違う他、どの外国人客も同様であるという旨の投稿も見受けられた。
このようなことが発覚してからTwitterを中心とするネット上で『市場ずし』に問い合わせをするユーザーや、大阪観光局に問い合わせをするユーザーもいたようで、かなり大きな問題に発展したようである。
中国・韓国への人種差別か?なぜ起きた?
今回の問題は、中国や韓国への人種差別なのか?と思われる方も少なくはないと思うが、この『市場ずし』難波店のTripAdvisorの記事では中韓への差別ではなく、マカオ人やチェコ人に対しても同様の接客をしていたと推測できる書き込みもあった。
どうやらこの『市場ずし』は根本から外国人全体にいいイメージなどを持っていないのではないか?とも考えられるので、中韓への差別意識と結論付けるのは安直である。
驚くべきことに、グーグルの『市場ずし』難波店のコメントにも「わさびテロ」が以前からあったものであるという書き込みもあるため、そのような接客が外国客に対しては一般的なものであることも考えられる。
そして今まで口を閉ざしていた『市場ずし」が今月の2日付で公式サイトにて謝罪文を掲載した。また、テレビ局の取材で難波店の店長が「一部の職人が外国人に対しわさびを多く握っていた」という旨を認めたが、差別的な意図に関しては否定した。
難波店店長曰く「外国客のほとんどが『わさび、わさび」というので自然と量が増えた」とのことであったが、一般的に考えてあのわさびの量の寿司を提供したらどうなるかは考えられると思うのは、筆者だけだろうか。
どの国でもそうだと思うが、日本では「ご飯で遊ばない」と強く教育されているイメージがあったため、今回のこのニュースは非常に腹立たしい一件である。
そして日本食の代表格である寿司を使ってこのようなことをする職人がいるという事実があまりにも皮肉でもあると感じる。
2020年の東京オリンピックに向けて、外国からの観光客への対応なども現在様々な媒体で言われているだけに、今後このような出来事が起こらないように祈るばかりである。