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3月22日の午後2時ごろ、東京都葛飾区や江戸川区の一部で大規模な停電が発生しました。
最大で約4万6千件が停電になりましたが、その後復旧作業が進められて午後3時30分ごろにはほぼ大半の地域で停電が解消された模様です。
東京電力によるとまだ原因は明確になっていないとのことで、今後原因の解明を進めるとのことでした。
約1時間30分程度の停電でよかったかもしれませんが、今後同様の停電が起きないためにはどのような対策が必要なのでしょうか。
電線1つでも破断しない対策が必要
雷が落ちた時、その周辺だけではなくかなり広範囲で停電することはみなさんもご存知でしょうが、電力供給の仕組みは安全性を考慮して「1か所でも危険な箇所があった場合は広範囲に通電をやめる」仕組みになっています。
雷が落ちた時ももちろんですが、変圧器や電線に故障が発生した時であっても同様で、安全税確保のために思わぬ広範囲にわたって停電することがあるのです。
さらに、停電することで別の地域から供給されている電力が行き場をなくして、その状態も異常とみなされてさらに通電をやめる地域が広がってしまうこともあります。
今回の東京都東部の大規模な停電はこの「異常の連鎖」が引き起こした可能性も示唆されています。
電力の消費量がピークになっても同様の場合になる
これから季節は春から夏になり、次第にエアコンなどの使用量が増えて電力消費量も増加します。
もし、電力消費量が電力供給量を上回った場合「ブラックアウト」と呼ばれる大規模停電の発生する可能性もあります。
病院などの重要なインフラでは3日間連続して動作可能な非常用電源を備えている場所も多いですが、最近の考察では東京23区内で大規模なブラックアウトが起きた場合、果たして3日間以内に復旧するかどうかは疑問視されています。
実際、電力がなければ電力で動く電気機関車も動かない、信号も動かないことで交通支障も起きるなど、当たり前のように物流が動くとは限らないことを考えなくてはなりません。
今回の停電がブラックアウトである可能性は極めて少ないですが、いつでも同様のことが起きる可能性はあると考えて、必要な備えはしておく方がよいでしょう。