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リオ五輪が開幕し、日本人選手の活躍が連日報じられている。柔道や水泳、バレー、サッカーなどのメジャースポーツへの注目は非常に高い。一方で、マイナースポーツにとってみれば、オリンピックで如何に結果を残せるかどうかが、今後の競技の発展に繋がってくるため、出場選手へは並々ならぬ期待がかかる。
2008年の北京大会で太田雄貴選手が銀メダルを獲得してから、フェンシングの認知度は一気に向上するなど、その効果は凄まじい。アーチェリーもアテネで銀を取ってから認知度が一気に向上した。
そんな中、リオオリンピックで注目されているのが、射撃の松田知幸だ。松田知幸は現在40歳。オリンピックに人生のすべてをかけた男についてご紹介したい。
松田知幸(射撃)の経歴やプロフィール
松田知幸は1975年生まれの40歳。現在の所属は、神奈川県警の警務部教養課部署だ。階級は巡査部長。市民の安全を守る警察官だ。横浜出身で、横浜市立汲沢中学校、横浜商科大学高等学校卒業し、警察官となった。高校時代はバレーボール部に所属していた。
射撃と出会ったのは、警察学校でのこと。射撃の訓練の成績がよく、特別訓練生に選ばれた。そこから、射撃の腕をあげようと、日常の生活の中から小さな努力を積み上げてきたのだ。趣味をビリヤードに変えてみたり、電車に乗る際にバランスを意識したり、生活のすべてを射撃に向けてきた。
そして、30歳を過ぎてから世界大会に出場するまでに成長した。
2006年 世界選手権50mピストルで36位。
2007年 W杯で5位。北京オリンピックの代表に決定。
2007年 第62回国民体育大会50mエアピストルで1位。
2008年5月18日 W杯ミュンヘン大会50mピストルで優勝。
2008年北京オリンピックでは、男子50mピストルで8位入賞。
2010年8月1日、ドイツ・ミュンヘンでの世界射撃選手権男子50mピストルとエアピストルの二種目で優勝。
2012年7月28日、ロンドンオリンピックの男子エアピストル競技で予選敗退。
錚々たる実績を残してきたものの、オリンピックでメダルを獲得するには至っていない。妻と子供に結果を示すためにも、松田知幸がこのリオ五輪にかける思いは並々ならぬものがある。
警察官は中年の星となるか?
40歳を超えてメダル獲得となると、アテネで銀を取った山本博に次ぐ「中年の星」フィーバーが巻き起こることとなるだろう。射撃やアーチェリーなどの精神力勝負は、年齢によるハンデというのはそれほど大きくない。むしろ、熟練の技やメンタル面の強さが求められる。
歳をとれば精神力が強くなるというものでもないが、松田知幸は長い間生活のすべてを射撃に捧げてきた。その時間の長さは、確実に松田知幸の精神力の糧となっているはずだ。
さらに、松田知幸は、メンタル面の強化にも真剣に取り組んできたようだ。3度目の正直でメダルを獲得できるか。松田知幸のメダル獲得のニュースは、日本中に大きな感動を呼ぶに違いない。松田知幸のメダル獲得を期待したい。