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2016年リオオリンピックでは、ゴルフが競技種目に加わったことが話題になった。その女子ゴルフ代表選手に野村敏京選手が選ばれている。
野村敏京は1992年11月25日生まれの23歳。日本人の父と韓国人の母の間で誕生した彼女は、ゴルフ一家で育ち、中学2年からはハワイ在住の叔父がコーチを勤め、若い頃から頭角を現していた。
アマチュアゴルファー時代には、日本のツアーでたくさんのローアマチュア賞を獲得し、注目を集めた。2011年にアメリカでプロゴルファーに転向し、4月の下部ツアー・デイトナビーチインビテーショナルでいきなり優勝し、華やかにプロデビューを飾った、ゴルフエリートだ。そして同年5月の中京テレビ・ブリジストンレディスオープンで当時2番目の年少記録で優勝し、トッププロへの階段を駆け登った。その後やや低迷が続いたものの、2016年に入り彼女はアメリカツアーで2勝し、見事にオリンピック代表の座を獲得している。
野村敏京の国籍は日本人?
韓国人の母と、日本人の父をもつ野村敏京だが、国籍は日本国籍だ。しかし、これについては疑問に思う点も多い。もともと神奈川県出身の野村敏京だが、10歳からは母と共に韓国で生活している。ムン・ミンギョン(文敏京)の名前で生活していたという。韓国のゴルフの名門学校に通い、韓国ゴルフ界で名を馳せていた。
しかし、オリンピックに日本代表として出場していることからも明らかなように、野村敏京は日本国籍を取得している。両親のどちらかが日本人であれば、日本国籍を取得できる決まりとなっており、野村敏京は日本国籍を選んだのだ。
このことは、少なからず賛否両論を巻き起こしており、韓国ゴルフ界を中心にキャリアを歩んできた野村敏京が、日本国籍のもとオリンピックに出るということを素直に受け入れられない人も多い。とはいえ、野村敏京は日本の大会でも十分な結果を出しており、日本代表として五輪に出場するレベルには十分達している。
この辺りの判断は難しいところだが、日本ゴルフ界、オリンピック協会としても、日本代表のメダル獲得数にはこだわるところであるため、野村敏京を代表として送り出したのだろう。
野村敏京のスポンサーは韓国企業
野村敏京選手のスポンサーだが、なんと韓国が誇る財閥系企業が務めている。ありとあらゆる業種に参入し、韓国経済の屋台骨を支える「韓火」グループがスポンサーを担っており、若い女性の日本人プロゴルファーとしては破格の待遇でアスリート生活を送ってるのだ。
韓火グループは、もともとは火薬メーカーだったが、保険業、証券業、建設業など様々な分野で成功を収め、一大企業グループになっている。韓国のプロ野球チームも保有しており、韓国では知らない人はいないような企業だ。
当然、仮に野村敏京が純粋な日本人としてゴルフをやっていても、韓火グループはスポンサーを受けないはずだ。韓国でゴルフの腕前を磨き、韓国の一大企業に支援を受けながらゴルフを続けている野村敏京選手が、日本国籍があるからといって日本代表として五輪に出場することに、どうしても違和感を覚えてしまうのは筆者だけではないはずだ。
日本の女子ゴルフの競技レベルが著しく低いのであれば話は別だが、日本にも有望な女子プロゴルファーは多数存在する。
五輪出場とは何か、考えさせられる問題である。