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マリアナ諸島で生まれた2018年台風8号は、急激に勢力を強めて沖縄の方面に向かっています。
今回の台風8号は「マリア」と名付けられました。
台風は世界各国の持ち回りでネーミングを決めるルールがあるのですが、今回はアメリカが名付け親になる番で、アメリカ人の一般的なかわいらしい女性の名前をとったとされています。
でもかわいらしい名前だと言って甘く見てはいけません。
この台風8号、最終的にどのような進路をとることになるのでしょうか?
7月7日時点では沖縄本島方面に向かう予想
今年の台風は進路が読みにくい「迷走台風」が多いです。
7月上旬にやってきた台風7号は、最初朝鮮半島方面に進む予想でしたが、結局大きくカーブして日本海をそのまま東に進んで北海道周辺で温帯低気圧になりました。
今年の台風を迷走させているのは上空のジェット気流です。
例年であれば日本半島の南側を西から東に流れているので、日本列島に上陸する前に台風が大きく右カーブを切るのですが、そのジェット気流が今年は蛇行して朝鮮半島から日本海に向けて流れているのです。
その結果、ジェット気流に乗れない台風はゆっくりと北上を続けることになり、日本列島にかなり接近した時点で右カーブを切り始めるので、結果的に日本縦断コースをとってしまうのです。
今回の台風8号もジェット気流の影響をまだ受けていないので、まだまだ同じ北西へ進んでいき、このまま進めば沖縄本島に接近することが予想されています。
台風7号から変わった低気圧が引き起こした西日本豪雨
7月5日から7日にかけて西日本に豪雨をもたらしたのは、台風7号から変わった温帯低気圧です。
台風は勢力が衰えても、南からの湿った空気をどんどん持ち込んでくる性質があります。
特にこの時期は北からの湿った空気と南からの湿った空気がぶつかって雨雲が出来やすくなるのですが、台風7号は低気圧になってもどんどん南からの湿った空気を供給し続けたため、雨雲が出来やすくなる状態が続いてしまったのです。
今回の豪雨では特に広島県と岡山県で甚大な被害を出しているのですが、ここに台風8号が来ると直近の豪雨で被害を受けている地域にさらなる被害を出しかねません。
特に西日本の地域には今回の台風8号がやってくると通常よりも被害が増すことが予想されます。
想像を絶する豪雨と、この時期にしてはかなり発達した台風8号。
なんだか最近の異常気象を物語っている状態なのですが、特に今回の台風8号は風が強い台風とされています。
今までの豪雨で緩んだ地盤に生えている樹木などが倒れやすくなってしまう状態になっているので、本当に危険なことはなるべく早く相談してその対処法を決定しておくべきです。