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本格的な夏休みも真っただ中です。
日本各地ではお祭りシーズンの最盛期を迎え、青森県のねぶた祭が終わるとあっという間にお盆になりますね。
子供たちも実家のお祖父ちゃんやお祖母ちゃんとの再会や、田舎での思い出作りにワクワクしていることでしょう。
そういえば、小学校の夏休みは私たちが子供の頃に比べて期間が変わっているのはご存じですか?
今回は、2018年の小学校の夏休み期間についてまとめていきます。
小学校の夏休み期間は平均何日間?
筆者が子供のころは7月の23日、24日あたりから、8月お盆明け1週間~10日程度の期間が夏休みだった記憶があります。
ちなみに、小学校、中学校、高校は公立校の場合、夏休み期間は全て一緒です。
公立校の場合は、県の教育委員会で夏休み期間が決まります。
私立の場合は、学校を運営する理事会の決定で夏休み期間が決まります。
また、県によって夏休み期間が違うこともご存知でしたか?
夏は命の危険もある熱中症対策ということもあり、特に暑い地方では、長めに夏休み期間が設けられています。
2018年の調査では、最も夏休み期間が長いのが岡山県の7月20日から9月2日までの45日間です。
最も短いのが、北海道の7月26日~8月19日の25日間です。
岡山県以外でも西日本豪雨で被害が大きかった、四国や中国、九州地方は軒並み37日以上の夏休み期間になっています。
ですが、豪雨被害のあった地区の学校では8月に入ってから終業式を行っている学校もあったため、実質的には期間よりも短い夏休みになっています。
北海道は、全国でも一番短い25日間ですが、その分過酷な冬休みは長く設定されています。
夏休み、冬休みトータルで見ると、全国的にほぼ横ばいの日数になります。
いつから夏休み期間が変動した?理由は?
夏休み期間が各県ごとに異なる日数になったのは、2002年の週休二日制が始まってからだと言われています。
各県が一斉に決めたのではなく、教育委員会やPTAとの協議を繰り返した上で夏休み期間が変わりました。
他にも7月20日の海の日が7月23日に移動したことも夏休み期間変更に関係しました。
秋休みを導入している地域では夏休み期間を短くして、その分を秋休みに充てている地域もあるようです。
日本ではゆとり教育の弊害による学力低下が叫ばれていますが、その関係で夏休み期間の見直しが常に協議の対象になっていることも事実です。
夏休みと言っても、部活動や課外学習や補修などで登校する日もありました。
今でもそれは変わらないようで、中学生や高校生は暑い真夏日や猛暑日でも学校で勉強をしています。
本来夏休みは、夏の猛暑の回避が目的です。
日本だけでなく、世界各国でも導入されている夏休みの慣習ですが、国によって夏休みの意義は異なります。
日本は家事手伝いのためや、教員採用試験や教職員の研修など、通常の期間では行いにくい校務を夏休み期間に行うという大人の事情が夏休みに関係しています。
海外では、夏休み期間中に、通常の授業では体験できないようなことを体験してもらうための社会勉強という位置づけがあり、サマースクールなどといった、教育的な子供主体の夏休みの考え方をしています。
教育方針の違いは行政の考え方ひとつで大きく変わります。
将来、夏休みが無くなったり、海外と同じように長い期間になったりすることも考えられます。
夏休みは時代を反映する日本の慣例行事なのかも知れませんね。