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いよいよ「令和」への改元まで残り1か月を切ったところで、様々な業界が身構えているのは「10連休」への対応です。
投資家にとって今気になっているのは、異例の10連休を迎える株式市場の動向ではないでしょうか。
改元によるお祝い相場を見込んでいる人もいれば、休場中に海外で暴落が起き、国内株式市場にも影響が出るのではと不安を抱えている人もおり、「読めない」状況にやきもきしている人も多いです。
2019年のGW前後で株価はどうなるのでしょうか?
過去のGW前後の市場動向や、他長期休場機関を例に検証してみました。
Contents
2019年は最長の休場!株式市場はどうなるか
皇位継承や改元により、4月27日から始まる10連休においては、東京株式市場などの国内株式市場も休場します。
決済などを行っている金融機関が休業することで結果的に株式売買などの決済ができなくなるための措置です。
株式市場が10日間閉場することは、過去3年間のGWは間に平日があり国内市場の休場期間が最長でも2017年GWの5日間だったことを考慮すれば過去に例が無いケースと言えます。
ロンドンやニューヨークなど海外の株式市場では通常通り取引が行われています。海外で何か暴落につながるイベントが起きても、その波及がやってくるのは連休後になってしまい、マーケットにどれだけの影響が生じるかが読めない状況です。
2018年以前の日経平均に見るGW前後の市場動向は?
休場期間こそ異なりますが、同一時期の比較対象として、2018年以前のGW前後に国内市場の動向を日経平均で検証してみました。
結論から言えば、過去3年間はGW起因で日経平均が大きく下落したケースは無かったといえます。
2017年、2018年は少なくとも「GW」を理由にした株価の下落などは見らず、GWに入る直前から明けまで株価はほぼヨコヨコの展開です。
GW明けからの1〜2週間はむしろ株価は上昇しており、絶好の売り場だったと言えます。
一方2016年はGW直前に株価の下落がみられましたが、これはトランプ政権によるアメリカ経済の保護政策が打ち出されるなどして、不安材料が市中に広まったことによるものでした。
日経平均を見る限りでは、4月中に株を購入しGW開けに売れば利益を出せたと言えます。
休場期間が長い2019年のお正月はどうだった?
国内株式市場の長期休場はGWに限った話ではありません。12月29日から1週間近く株式市場は休場しますが、2019年年初の株式市場は波乱含みでした。
本来であれば「ご祝儀相場」として株価が上昇することが多いのですが、2019年はアメリカと中国の貿易赤字問題が解決に向かうことがなく、それが市場の不安感をあおる形になりました。
日本国内が連休だった年末年始にアメリカ株が下落し、さらに外国為替市場で円高が進行したことが拍車をかけ、700円近く日経平均株価が下落したのです。
為替が急変した理由は、日本市場が休場中であり祝日で機関投資家の参加者も少なく、商薄であったことが原因とされています。
このような出来事が2019年GWの期間中にも起こらないとは言い切れません。
長期休場そのものがリスク!ポジションをリセットしよう
2019年の正月を例にすれば、GWそのものというよりも、市場が長期に渡り休場すること自体をリスクと考えてよいでしょう。
自分が今持っている銘柄や買おうとしている銘柄はGW後上がる可能性もありますが、暴落し身動きが取れなくなってしまうよりは、GW前に利確することをオススメします。
長期保有を前提としている銘柄などは別ですが、短期・中期狙いのものについては多大な損失を被り再起不能となることを避けることを念頭に置き売り時を考えた方が良いでしょう。
投資しつつリスクヘッジしたい人、こんな方法もオススメ!
ただ現金化するだけでなく、他の投資方法をしてみたいという人は、以下の方法もオススメです。
くりっく株365の活用
株式運用の中で、少しでもリスクの少ないサービスに資金を移動させておくことは効果的です。
特に「くりっく株365」は、日本、アメリカ、ドイツ、イギリスの4か国の株価指数に投資できますが、これなら日本の株価指数である「日経225」も含んだ外国株式市場への投資が可能なので、祝日でも売買したいタイミングで売買注文がだせます。
株以外に投資先を変更する
政治や経済などの影響を受けやすい株式ではなく、貴金属市場や不動産市場など確実性のある部門に投資先を変更することもリスクヘッジ対策としては効果的です。
貴金属市場や不動産市場は休場日がないので、10連休のうちでも売買が可能です。
まとめ
10連休は投資家のみなさんにとって不安要素の一つだと思います。
休場で身動きが取れない以上、10連休は投資で勝つことよりも負けないことに注力しましょう。