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3月11日は日本人にとって忘れることのできない一日だ。2011年3月11日の14時46分、東日本大震災が発生した。未曾有の災害に日本中が混乱した。世界中から日本への支援が集まり、国を挙げて復興支援策が取られた。
2011年以降、毎年3月11日になると、14時46分に黙祷を捧げる慣習が広まった。他には8月15日の終戦記念日の黙祷がメジャーだ。8月6日、8月9日の広島、長崎の原発投下に対しても黙祷を捧げるケースもある。黙祷を捧げる日ということで考えれば、現代においては終戦記念日よりも3月11日の東日本大震災の方が重く受け止められるケースの方が多いだろう。
そんな中、「3.11黙祷反対デモ」というものを掲げて推進している団体がいることをご存知だろうか。毎年賛否両論を巻き起こす団体だ。3.11行動実行委員会という団体が先導しているデモだ。黙祷を反対するということが理解しがたいものがある。
一体何が目的で「3.11黙祷反対デモ」なるものを主催するのか。
3.11黙祷反対デモを推進する3.11行動実行委員会とは?
黙祷反対を呼びかけている団体は「3.11行動実行委員会」という団体だ。通年で活動する団体ではなく、3.11の黙祷反対のために集まる集団だ。複数の左翼団体で構成されるが、主要な構成団体は反戦反天皇制労働者ネットワークという左翼団体のようだ。名前からして、この黙祷反対デモというのは、左翼系の活動なのだということがわかる。
一体彼らの目的や主張はなんなのだろうか。
彼らは「黙祷は、原発に対する国の責任から目をそらすために行うためのもの」という主張を行っている。黙祷を国民に強制し、黙祷のセレモニーに天皇や総理が出席することで、被災者への気遣いを表面的にアピールし、原発の責任の追求を逃れようとしているというのが彼らの主張だ。
そのため、全国の黙祷行事に対して反対の声をあげ、世間を騒がせているのだ。
3.11黙祷反対デモに対して批判の声が続出
この3.11黙祷反対デモについては批判の声が強まっている。反戦反天皇という政治信条を掲げるのは個人の自由だ。しかし震災では2万もの命が失われている。この事実は重い。2万人の命が失われたということは、2万人の家族や友人が悲しみにくれるということだ。一人当たり100人の友人や親戚がいるとすれば、200万人の人間が悲しみにくれることになる。黙祷をやめろなどということは、それだけの人間の思いを踏みにじることと同義だ。
一般的に左翼系の人間は、ヒューマニストや弱いものに寄り添った政策を打ち出す方向性にあるため、このようなデモを行うというのは意外ではあった。結局のところ、自分たちの主義主張を通すためには、どんな手段でも使うのだ。
あまりに浅はかで、幼稚なデモであると言わざるを得ないーー。