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30代男性と言えば、20代の経験を活かして会社の中でも中堅クラスの立場になって、後輩の指導と上司からのプレッシャーの両方に耐えなくてはならないポジションです。
でも、40代になるといよいよ係長などの管理職になることを考えると、30代で得られた経験は社会人生活の中でも特に重要な経験になるのではないでしょうか。
そんな30代男性の平均年収ですが、2018年の現在はどのようになっているのかを調べてみました。
2018年の30代男性の平均年収は約615万円
30代と言っても30歳と39歳の男性では明らかに年収が異なります。
大まかに30代前半(30歳~34歳)と30代後半(35歳~39歳)に分けて確認をしてみます。
転職サイト「マイナビ」に登録したユーザーのデータを見てみると、30代前半の平均年収は580万円、30代後半の平均年収は651万円となっています。
年齢を重ねるにつれて70万円の差が出ていますが、ある程度定期昇給が見込めていることを意味していますから、頑張ればその分報われる状況になっていることは間違いないようです。
会社によっては30代後半には管理職になっている人もいますから、管理職手当の差が30代前半と30代後半の平均年収格差につながっているのかもしれません。
30代の男性は意外と出費が多い?
年収が徐々にではありますが増加傾向にある30代の男性、でも懐事情は思ったほど裕福ではないようです。
最新のデータである2015年の厚生労働省の統計では、東京都在住の男性の結婚平均年齢は31.1歳になっています。
となると、31歳で結婚して、その後33歳~35歳で子どもを授かることになると考えてもいいでしょう。
子どもにお金がかかるようになるのは保育園や幼稚園に入園する頃ですから、男性が38歳のころには既に保育料などの支払が家計に影響を及ぼすようになってきます。
また子どもができればマイホームを検討することになりますから、場合によっては住宅ローンの負担も考慮しなくてはなりません。
先ほど30代前半と30代後半の平均年収格差が約70万円とお伝えしましたが、この70万は保育料と住宅ローンであっという間に吹き飛んでしまうでしょう。
そんなことを考えると、30代男性の懐事情はかなり厳しい人もいると言えます。
ただし、結婚をしていない独身男性の場合は趣味や実益にお金を使えるだけの余裕があるとも言えます。
平均結婚年齢が年々高くなっているのは、子どもを生み育てる時の費用が捻出できないことが原因とも言われていました。
実際、年齢を重ねるにつれてアップするべき年収が子どものためのお金にすべて消えてしまうようでは、結婚や子育てに関心を持てない30代も出てくるかもしれません。
でも、少子化時代になって国の基盤が揺らいでいる時代ですから、国もこのような30代男性の実情を考慮してどんどん対策を講じてほしいものです。