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7月上旬から温度の高い日々が続いている日本列島ですが、ついに最高気温の記録を塗り替えてしまう事態になりました。
7月23日には埼玉県熊谷市で41.1度を観測して、2013年8月12日に記録した高知県四万十市江川崎の41.0度を超えて、日本歴代最高気温を更新する事態になっています。
日本全国で熱中症患者が増加していて、高校野球の予選大会が行われていることもあり、若い世代から高齢者まで様々な世代が熱中症で倒れる事態にもなっています。
40度と言えば体温よりも高い温度ですが、日本全国でどれくらい40度を超える気温に至った地域があるのでしょうか。
岐阜県や埼玉県でも40度を超える地域が
2018年の夏は本当に暑い時期が続いています。
いつもの夏なら、梅雨明けとなった7月下旬ころから猛暑日が増えはじめ、8月上旬から中旬に猛暑日のピークがきます。
今年は、梅雨明けが6月下旬であったこともあり、例年より早く猛暑日が増えるようになり、7月に入って西日本豪雨の後からは軒並み最高気温が35度を超える地域が続出しています。
実際、7月19日は岐阜県の多治見市で40.9度、同じ岐阜県の美濃市でも同日に40.6度の最高気温を記録しています。
その他、静岡県や愛知県、高知県でも7月19日から22日にかけて最高気温が40度を超える箇所が増えています。
気象庁でも長期予報を出していますが、8月から9月にかけても40度を超えるような日々が続くと予測しています。
ですので、今後今回の記録をさらに更新する箇所が出てくる可能性もあるでしょう。
全国的に猛暑が続いている日本列島
そもそも、今回のような猛暑が続く原因はなんでしょうか。
今回の猛暑をもたらしているのは、2つの高気圧です。
この時期の高気圧には、太平洋側から張り出す太平洋高気圧と、中国大陸から張り出すチベット高気圧の2つがあるのですが、この2つの高気圧がすっぽりと日本列島を包み込む状態になっています。
つまり、2つの高気圧がいるせいでその分温度はどんどん上がって、猛暑が続いているわけです。
さらに、この状態が7月下旬まで続くと予測されていて、高気圧があまりに強いこともあって台風も低気圧も日本列島に接近できないことから、かなり高温の状態が続くことも考えられます。
平成30年度の気象庁統計によると、最高気温が35度以上になる猛暑日を記録した箇所は、7月18日までに1,421ヶ所になっています。
これは、今までで最も猛暑日を記録した平成25年の同時期と比べても1.5倍になっています。
ここまでくれば、誰もが熱中症になってもおかしくない状態が今までも続き、そしてこれからも続くことが予測されています。
とにかく「体調的に無理をしない」「水分補給を積極的にする」などを心掛けていかないと、思わぬところで熱中症になってしまう可能性もありますから、特に注意しましょう。