【人気急上昇中の記事】 現在 18 名が閲覧中...![]() あなたのマンション、現在の価値がサクッとカンタンに調べられるツールが、いま話題に。 |
50代男性と言えば、大半の男性が管理職になっているでしょうから、若い時の様にバリバリ働かなくても、管理職手当などをもらえることもあり、40代のころに比べても収入が増えている場合が多いです。
一方、リストラや給与カットなどを行う企業もありますが、その場合に一番標的になるのは、収入が多くて何とか再就職先も見つけやすいであろう50代の男性です。
このように、若い頃よりは多い収入を得ているはずの50代男性ですが、働いて得たお金をちゃんと貯金に回せているのでしょうか。
50代男性の平均貯金額は約1,699万円
平成29年12月に総務省統計局が行った「家計の金融行動に関する世論調査」によると、50代男性の平均貯金額は約1,699万円となっています。
やはり、収入が多くなってきたことで住宅ローンや子どもたちの教育費を支出してもまだまだ貯蓄に回せる余裕がある状態とも言えます。
でも、会社の業績いかんによってはリストラされることもありえますし、給与やボーナスが減額されることもあるので、思うように貯金ができなくなる可能性もあります。
最近では、夫婦そろって共稼ぎをしている世帯も多いですから、男性の稼ぎだけではなく女性の収入もあわせることで、ようやく貯蓄ができているのかもしれません。
多くのローンを抱えている場合もある50代男性
50代男性の動向を見てみると、もう1つ「負債」についても興味深い結果が出ています。
先ほどと同じ「家計の金融行動に関する世論調査」によると、50代男性の平均負債額は約617万円となっています。
貯金もしっかりと持っていますが、その分住宅ローンなどの負債を抱えている男性も多いのです。
返せるときに一気に返済してしまうことも出来るのでしょうが、貯蓄が少ない状態でさまざまなリスクがやってくることを考えると、なかなかそれもできないでしょう。
リスクとして考えられるのは、給与やボーナスの減額やリストラ、あるいは健康を害して働けなくなってしまうことも考えられます。
特に病気になってしまえば、医療費の出費は増えるのに対して給与が支払われないことになれば収入がなくなってしまうので、貯金を取り崩すしかありません。
ですから、50代男性の平均貯金額は減少するリスクを抱えていると考えても良いでしょう。
50代男性がお金をためておく理由は、「老後の資金」を準備しておくためでもあります。
最近では60歳を過ぎても働いている人は多いのですが、再雇用などであることが多く、正社員よりも収入が少ないことが一般的です。
老後を迎えた時に、貯蓄しておいた老後の資金だけで暮らそうとすれば、当然今の生活レベルを下げることになりますが、それができる人は少ないです。
まずは、できる限りローンなどの返済を早めに終わらせて、その返済に回していたお金を老後の資金として貯蓄に回せるようになるのがベストでしょう。