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兵庫県明石市の泉房穂市長が、市職員に対して暴言を吐いた件でニュースになっています。
多くの人が泉市長の発言に対して非難をしていますが、その一方で泉市長を擁護する声も挙がっています。
今回は、泉市長の暴言内容と、その暴言を吐いた理由についてまとめていきます。
泉市長の暴言内容とは?
泉市長の暴言は2017年6月頃にありました。
報道では、市長の暴言内容の一部が過激で暴力的な部分が切り取られた上で報じられていますが、実際のやり取りでは暴言を吐かざるを得ない状況であることが分かります。
市職員とのやりとりの中で泉市長が発言した暴力的な言葉は
“「今日火つけてこい」
「今日火つけて捕まってこい」
「おまえ燃やしてしまえ」
「ふざけんなや!」”
このような言葉がピックアップされています。
1月29日には、記者会見を開き、騒動や暴言を言った職員に謝罪しました。
また、暴言の内容には
“「立ち退きさせてこい、お前らで。きょう火付けてこい。燃やしてしまえ。ふざけんな。今から建物壊してこい」”
というような物騒な内容が報道されたことも問題になっています。
なぜこのような暴言を吐いたのか?
報道では、一部の暴言を切り取って伝えられていますが、実際には暴言を吐かざるを得ないような状況だったことが明らかになっています。
暴言に至った顛末として、明石市の国道で交通事故が多発し、明石市で道路の拡張工事が計画されていたことが発端です。
拡張工事には、当然のごとく立ち退き交渉があり、市職員がその交渉に7年も費やして何も進んでいないことが暴言の原因です。
市長と職員のやりとりは、テープレコーダーで録音されており、その内容を聞く限りでは、非があるのは、7年間の間、立ち退き交渉をまとめられなかった職員だという事が分かります。
職員の言い分としては、立ち退き対象だった建物のオーナーに提示した立退料が折り合わず、その後何度も交渉を重ねたが、結果立ち退き交渉がまとまらず現在に至ってしまったというのです。
それを聞いた市長は激高し、今まで何をしていたんだという内容をぶちまけました。
市長が最も言いたかったのは以下の発言に表れています。
“あと1軒だけです。ここは人が死にました。角で女性が死んで、それがきっかけでこの事業は進んでいます。そんな中でぜひご協力いただきたい、と。ほんまに何のためにやっとる工事や、安全対策でしょ。あっこの角で人が巻き込まれて死んだわけでしょ。だから拡幅するんでしょ。(担当者)2人が行って難しければ、私が行きますけど。私が行って土下座でもしますわ。市民の安全のためやろ、腹立ってんのわ。何を仕事してんねん。しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しいんですよ。後回しにしてどないすんねん、一番しんどい仕事からせえよ。市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。そのためにしんどい仕事するんや、役所は」”
市長の想いは市民の安全を守ること。
それを市役所の職員の職務怠慢で放置されていたことが暴言に繋がったと見ていいでしょう。
役所仕事の日常が手に取るようにわかる内容ですね。
暴言に関しては褒められたことではありませんが、泉市長の心意気は理解できます。
市民の安全の為の工事をしたいのに、それが出来ていないまま7年も経過しているのは異常事態といってもいいでしょう。
泉市長のような熱い市長こそ、今の日本の行政に必要なのではないでしょうか?
ちなみに、暴言を吐かれた市職員も、今回の市長の発言については、「内容は事実なので反省しています。」というコメントを残しています。
今後の活動として、泉市長は辞任をせず、現状のまま市長としてその熱い市政を継続していくと発表しています。
このまま辞任に繋がったら、日本の行政は本当に腐ってしまったと思わざるを得ません。
今後の泉市長の活躍に期待しましょう。