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2014年のアメリカ映画「アニー」で、主人公のアニーを演じた、クヮヴェンジャネ・ウォレス。
2003年生まれで現在14歳の彼女は、9歳という史上最年少でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ話題になった。
天才子役として名をはせた彼女も、そろそろティーンティーンエイジャーと呼ばれる年頃。女優として次の展開が待たれている。
映画「アニー」で主役を
クヮヴェンジャネ・ウォレスの名前が日本で知られるようになったのは、映画「アニー」で主人公アニーを演じたことがきっかけだっただろう。
日本で「アニー」と言えば、毎年上演されるミュージカルが有名である。主役のアニーを始め、出演する子役をオーディションで選ぶことが知られ、出身者には岩崎ひろみ、蒼井優(ポリー役)などがいる。また、衆議院議員・山尾志桜里(当時は菅野)がアニー役を演じていたことも知られた話である。
劇中歌の「トゥモロー」は、誰もが一度は聞いたことがあるのではないだろうか。孤児院で育つ少女が希望を失わず明るく生きる姿を描いた物語は、親子で楽しむにはもってこいの作品である。
「アニー」の歴史は古く、1976年にブロードウェイで試験興行が上演されたのを初めに、現在まで何度も再演され、イギリス、オーストラリアでも上演されている。今でもアメリカ国内だけで、年間700回から900回も上演されているという。多くの人に長く愛されている作品なのである。
その「アニー」が映画化されたわけなので、話題になるのは当然であり、主人公を天才子役クヮヴェンジャネ・ウォレスが演じるのだから、さらに注目を集めることになった。
映画では舞台を現代に置き換え、選挙戦に利用するためにアニーを養女にした市長候補と、自分が有名になることで両親が見つかるかもしれないと思うアニーが、一緒に暮らしながら心を通じ合わせていくというストーリー。マンハッタンの真ん中でのミュージカルシーンは、見るだけで笑顔になるような楽しさにあふれていた。
日本でも興行収入10億円を超えるヒットになった。
天才子役クヮヴェンジャネ・ウォレスとは
クヮヴェンジャネ・ウォレスはアメリカ・ルイジアナ州の出身。5歳の時に、『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』のオーディションに挑戦。何と4000人もの候補者を破って、見事主役のハッシュパピー役に選ばれた。
『バスタブ』というバイユーの島が舞台のファンタジー。父親と二人暮らしの少女・ハッシュパピーが、生まれた土地を嵐に奪われ、さらに父親が死の病に侵されるという苦難に立ち向かっていく物語である。
この映画で、クヮヴェンジャネは2013年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。この時9歳(撮影時は6歳)。同時にノミネートされたフランス人女優、エマニュエル・リヴァが85歳だったことから、史上最年少と最高齢でのノミネートと話題になった。惜しくも二人とも受賞は逃したが、クヮヴェンジャネは他の数々の映画賞を受賞している。
映画の日本上映前には、宣伝のために来日。日本の天才子役・芦田愛菜と対面している。
その前の年には、映画「それでも夜は明ける」に主人公の娘役で出演。映画は、2013年に公開。2014年のアカデミー賞作品賞を始め、ゴールデングローブ賞の作品賞などを受賞している。
そして、その翌年の「アニー」。2015年には「パパが遺した物語」で、心を閉ざした少女を演じた。
自然の脅威に立ち向かう少女から、孤児院育ちだが希望にあふれる少女、そして心を閉ざした少女まで。子役ながら幅広い役柄を演じてきた、クヮヴェンジャネ。14歳になった彼女が次にどんな役を演じるのか楽しみである。しかし、残念ながら次回作の情報は見つからなかった。
アカデミー賞にノミネートされた9歳当時、クヮヴェンジャネは地元の小学校に通っていたという。映画に出演して女優賞を受賞するという快挙を果たしながら、彼女はごく普通の小学生としての生活を送っていたようだ。
ということは、今も普通の14歳として、学校生活を楽しんでいるのだろうか。
次回作を期待したい気持ちもあるが、大人としてはそれを我慢して、彼女に自由に将来を選択させてあげなければならないだろう。