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8月16日、アメリカ・オハイオ州にあるトレド大学は研究の成果として「携帯電話やノートパソコンなどから発せられるブルーライトを浴び続けていると失明が早まる可能性があるという結果をまとめた論文を発表しました。
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどは日常生活には欠かせないアイテムですが、それを使っていることで失明になるとすれば、ゆゆしき事態です。
そもそもブルーライトが失明を引き起こす可能性は、本当にあるのでしょうか?
ブルーライトが網膜に与える悪影響から失明に至る可能性がある?
日本国内でもブルーライトの影響について調査をしている専門家は多くいます。
今まで日光以外の光を浴びたことが無かった人間が、人工的なブルーライトを浴びることでどのような影響を受けるかはまだ明確に解明されたわけではありません。
現在でも、ブルーライトの浴び過ぎで視力の低下や自律神経の異常をきたす可能性があることを一部の医師などが発表していますが、国が公式に悪影響を認めている状況ではありません。
そもそもノートパソコンやスマートフォンなどは暗い部屋で使ったり、目の健康のために適切な距離を保てない環境で使うこともありますから、ブルーライトだけではなく視力が低下する要素は十分に存在します。
ブルーライトの悪影響を科学的に立証している専門家の意見は?
アメリカの化学者アジット・カルナラトネ氏は、ブルーライトを浴び過ぎることである病気を発症するとしています。
その病気とは「加齢黄斑変性」と言う目の病気で、実際にアメリカでは毎年200万人以上が発症し、失明を引き起こす主要な原因の1つになっているのだとしている。
加齢黄斑変性は、目の中にある光の加減を認識する細胞に何らかの原因で異常が起き、目が光の加減を把握できなくなることで視力が低下し、最悪の場合失明する危険性もある病気です。
カルナラトネ氏は、光の加減を認識する細胞にブルーライトが悪影響を与えていると主張していますが、科学的に立証されている状況ではありません。
今後、ブルーライトについて研究をさらに進めていく必要がありますが、日常生活に大きな影響を与える視力の低下については特に早急な検証が必要でしょう。
ブルーライトには様々な悪影響があるとされていますが、特に「睡眠前のブルーライト」は睡眠リズムを乱すとも言われています。
ブルーライトを浴びると脳内の伝達物質は「朝が来た」と判断して脳を覚醒させる効果があり、そのため本来は休息を要する場合でも無理やり覚醒されてしまい、疲労だけが蓄積する事態に陥るのです。
便利な生活を求める以上、スマートフォンなどは必須アイテムであることは間違いありません。
ですが、健康被害を生じるリスクがもしあるのであれば、使い手である私たちがある程度自制する必要もあるのかもしれません。