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暴力団員は年々減少傾向にあるのはみなさんもご存知でしょう。
なぜなら、暴力団員であるだけで「お金を借りることができない」「銀行口座を開設できない」「スマートフォンを契約できない」など、さまざまな制限を受けるからです。
また、暴力団員の活動を支援することにもつながるため、暴力団員をアルバイトなどで雇用することを多くの企業が避けていることもあり、いわゆる下っ端の組員は生活に困っている状態ともいわれています。
そんな暴力団員は、身バレしないように副業に精を出しているというのです。
郵便局で1日バイトした組員が逮捕される
困窮の度合いはかなり深まっているようで、郵便局で1日だけバイトをした組員が逮捕される事態にもなっています。
この時、この組員は反社会的勢力ではないと誓約書にサインしたものの、実際には嘘をついてアルバイトとして働き、給料として現金7850円を得たそうです。
なお、この組員がアルバイトしたのはこの日のみで、その後に自身が暴力団関係者であることを告白し、その4日後に自主退職したそうです。
自分の身バレを避けながらアルバイトをしたものの、何かしら違和感でも感じたのかもしれませんね。
暴力団員がLINEスタンプを販売?
暴力団員が収入を得る行為を「シノギ」と呼ぶことがあります。
これは本来の収入を得るまでの間を食いつなぐ、つまり「しのぐ」ことからきているとされています。
最近では身バレを避けるために、インターネットを使った副業に乗り出している暴力団員もいるようです。
2019年1月にはLINEスタンプを販売して収入を得ている暴力団員の存在が発覚しました。
この組員は住吉会系3次団体に所属する40代の男で、平成30年3月ごろ、知人男性から100万円を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕されている本格的な組員です。
この組員が作成したスタンプは複数あり、短髪男性の画像に「アニキと一緒です」「本部です」「若いのを行かせます」といったメッセージが添えられており、まるで暴力団員が活動の際に使うことを想定したかのようなスタンプです。
価格は最低価格の600円に設定されてはいましたが、これが販売され収益になると当然暴力団の活動資金になる可能性は十分にあるものです。
暴力団員をやめる「足抜け」に至る一番の理由は、生活が維持できるだけの収入が得られないことです。
様々な暴力団への対抗策が功を奏して、2018年には暴力団員は2万人を割り込むところまで来ました。
今後、暴力団が見えてこないところで収入を得ていることを認識し、その収入減を断つことに取り締まりのポイントが変化してくるでしょう。