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ついに2018年7月の通常国会で、通称「カジノ法案」と呼ばれる「IR実施法案」が可決しました。
政治的な話では、「法律に穴が多い」とか、「反社会勢力云々」といった問題は山積みですが、今回は、我々ユーザー側の視点で、どんなゲームが設置されるのか?パチンコやパチスロのようなこれまでのギャンブルはどうなるのか?ということについてまとめていきます。
既存のパチンコやパチスロはどうなる?
まず、パチンコ店の減退が叫ばれていますが、あまり大きな影響は受けないという見方がほとんどです。
カジノ法案では、カジノへ出入りするためには、「入場料6,000円」が必要です。
現在のパチンコ店は、「低貸し」と呼ばれる、パチンコ玉1発に付き、1円で遊べるお店が主流になりつつあります。
ギャンブル性高い、1玉4円のパチンコ店は、軒並み客足を減らしている傾向にあります。
そんな低貸しパチンコのユーザーが、1回6,000円も支払ってギャンブルをするでしょうか?
高所得者でもない限りは、パチンコユーザーはそれほど目減りしないというのが、業界の見方です。
ただ、カジノ法案採決に向けて、現行の風営法などの、パチンコやパチスロの法律が整備され、以前よりも締め付けが厳しくなっているのは、事実です。
カジノができるという問題よりも、その規制に対して、どのように客足と利益を減らさないようにするかが、今後のパチンコ店の命運を分けると言われています。
カジノで遊べるゲームは何?
カジノ法案の原案元になったのは、シンガポールのカジノです。
日本の法律で「カジノ」というのは、「ルーレット、カード、ダイスなどを備えた公認の賭博場」と定義されています。
今回のカジノ法案では、そのカジノの定義を「総合レジャー施設」として開業してもいいという規制緩和が決まりました。
また、日本のパチンコメーカーの多くが、カジノ法案に賛成の構えを見せており、カジノで、日本が誇る「パチンコ」が設置される可能性も高くなっています。
これらのことを総合すると、
・ルーレット
・ポーカー
・バカラ
・ブラックジャック
・ダイスゲーム
この5つはカジノの定義で導入される可能性が高いですね。
シンガポールのカジノでも最も人気のあるカジノゲームです。
・スロットマシーン
・パチンコ
この2つも同様で、日本独自のパチンコと海外でも稼働しているスロットマシーンはほぼ確実に入るでしょう。
カジノ法案は、かなりの強行採決で法律が決まりました。
インフラ整備も整っていないうちに法案が制定され、多くの問題に対する解答が得られないまま決まってしまったのは、かなり大きな問題に発展する可能性もあります。
ギャンブル依存症や、反社会的勢力への対応など、政治家主導ではできないような問題がほとんどです。
私自身、ギャンブル依存症だったこともあり、その怖さは身をもって知っています。
人生の半分以上をギャンブルに注ぎ込んできました。
ギャンブル依存症の人は、間違いなく、お金が無くても「カジノ」にいくことは確実です。
法案の中では、1週間に3回以内、1ヵ月に10回以内という規定を作ってはいますが、依存症の人は、そんなことを気にしません。
週4日は既存のギャンブルで、週3回はカジノに行くという人も多くなるでしょう。
そうなると、カジノ法案自体に大きな穴があると言わざるを得ません。
今後、民間の団体や、警察などの対応がどうなっていくかはもっと議論されるべきでしょう。
このカジノ法案が日本にとって吉と出るか、凶と出るか。
多くの人が、「凶」と予想されているのが現状です。