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高田千明という女性をご存知だろうか。全盲でありながら陸上競技のアスリートとして活躍し、一児の母親でもある彼女に今注目が集まっている。まだwikipediaも作成されていない状況だが、彼女の強い生き様は注目されるだけの理由がある。
リオのパラリンピックへの出場を目指し、日々育児と練習に励む彼女の素顔に迫る。
高田千明の全盲の原因は?
高田千明の全盲の原因は特段明らかにされてはいないが、先天性のものであると考えられる。後天的な全盲はレアケースであることと、仮に後天的な全盲だった場合、後から視覚を失う場合の運動感覚のズレが大きくなるため、アスリートとして大成することは難しくなる。先天的な弱視で、18歳の時に全盲になったようだ。
一時は運動をすることができなくなると考えたこともあったようだが、全盲でも伴走者がいれば走ることができると知り、競技を続けることを決意したようだ。ハンデをものともしないその精神力には感服するほかない。
高田千明さんの経歴としては、盲学校を卒業したのち、日本IBMに入社。一度の転職をしたのち、2008年に出産のため退職。株式会社サイボウズに入社。そこで陸上競技を続けた。その後、保険の窓口グループに移籍して陸上競技を続けている。全盲の日本人女性としては、初めて世界大会でメダルを取得するなど、目覚ましい活躍を続けている。
高田千明の原動力は?
障害を抱えながら、アスリートとして、母として、妻としてパワフルに活動する彼女の原動力は一体なんなのであろうか。
その答えは、家族の存在だ。
彼女の夫である高田裕士も障害者でありアスリートだ。夫は聴覚障害を持っている。2008年に二人の子供を授かった際、周囲には障害が遺伝する可能性を示唆され、出産を反対したそうなのだ。それでも二人は子供を産むことを選び、同時にそれぞれのアスリートとしての夢も諦めないことを誓った。現在は、二人ともが「息子の首に金メダルをかける」ことを目指して競技に打ち込んでいるようだ。
お互いが足りないところを補いつつ、お互いが高みを目指し、家庭を作っていく。見習うべき点は多い。