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10月19日、札幌市中央区にある市営施設「札幌市民交流プラザ」で、陸上自衛隊第5旅団第27普通科連隊の隊員21人が、小銃を所持してエスカレーターに乗っていたところを目撃されました。
その姿に違和感を覚えた複数の市民から同施設や陸上自衛隊北部方面総監部に苦情があったことが、10月22日に明らかになりました。
このことに対して北部方面総監部広報室は「市民を驚かせてしまい申し訳ない。次回は通用口を利用する」と陳謝するコメントを発表しています。
自衛隊員が小銃を携えて移動することに違和感を覚えた市民がいたことが今回の騒動の原因なのですが、根本的には何が問題だったのでしょうか。
根本的な問題は「ものものしさ」
世界が「テロ」と言う言葉で一致団結するように、日常の平和が当たり前のようにもたらされる事態ではなくなりつつあります。
世界一治安のいい国と言われている日本でも、今だに未解決事件は多いですし、昭和の時代には想像できなかった事件は多く起きています。
そんな時代に小銃を携えた自衛隊員が集団で移動しているのを見たら一般市民は明らかに驚くでしょう。
その「ものものしさ」が市民を不安がらせたことは今回の騒動の原因であり、自衛隊関係者には市民が感じている不安を理解した行動をお願いしたいものです。
自衛隊の制服等に違和感を感じる市民も多い
自衛隊と言えば、その存在が憲法違反であると訴える信条の人も多いので、その存在を見た時の印象も大きく変わります。
「災害の時にみんなを助けてくれる」と言う見方をする人も多いです。
でも「戦争になると人を殺すこともいとわない人たち」と言う見方をする人もいるのです。
今回の通報者がどちらの信条で通報をしたのかはわかりませんが、少なくとも自衛隊と言う存在をすべての人々が肯定的に受け止めているわけではありません。
沖縄県石垣市ではある市議が「自衛隊が駐屯すると犯罪が増える」と発言して謝罪を迫られていましたが、ここまで極端な考え方を持っている人が存在することは自衛隊関係者も認識しておくべきでしょう。
今回の騒動は自衛隊関係者の明らかな不注意であったことは事実です。
私も述べているように、自衛隊と言う存在をすべての市民が容認してくれているわけではないので、そのことは常に認識して行動してほしいと思います。
自衛隊の存在には、正直同情もします。
違憲の組織だと言われつつ、災害になると懸命に活動してくれることではじめてありがたみをわかってもらえる立場と言うのは非常に辛いと思います。
安倍内閣は自衛隊を合憲にすることも盛り込んだ憲法改正案を国会に提出することを検討していますが、まず自衛隊の存在を市民からも納得してもらえる案として盛り込んでほしいものです。