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人気ファッションブランドであるドルチェ&ガッバーナが中国を中心にネット上で炎上騒ぎが起こっています。
不買運動も展開されていることから、今後アジア圏でのシェアを大きく下げることになりそうです。
今回は、D&Gが炎上した理由と、今後の人気回復はあり得るのかという点についてまとめていきます。
炎上騒ぎの経緯
炎上騒ぎの原因は、D&G側にありました。
中国でのイベント前に、D&Gが打ち出した広告に問題がありました。
21日に上海で開催される予定だったイベントの広告において、中国人モデルが、箸でピザやパスタを食べる広告を打ち出したのです。
また、中国式発音の英語ナレーションなど、広告動画全体が、中国を侮辱しているとしてネット上で批判の声が挙がりました。
その後、D&Gの共同経営者でもあり、デザイナーでもあるステファノ・ガッバーナ氏が中国を侮蔑する発言をしたとして、さらに批判の声が高まります。
21日の上海でのイベント前に、イベント出演予定だった中国のスーパースター、チャン・ツィーさんや、ディリラバさん、ホアン・シャオミンさんが急遽出演を取りやめる事態になります。
D&G側はイベントの中止を余儀なくされました。
中国は、世界のぜいたく品の消費額が30%に上ることから、今回の騒ぎによって、高級ブランド品(ぜいたく品)であるD&Gにとっては大きな損失になったことは間違いありません。
今後の人気回復はある?
結果を言うと、まず人気回復はほぼ不可能に近いでしょう。
中国をはじめとしたアジア圏の国々は、どんなに謝罪をしても、その事実が禍根となって根強く残ります。
特にD&Gのアジア侮辱事件は、今回が初めてではありません。
2017年6月にも同様の問題でボイコット運動が展開されていたという事実もあります。
中国での市場人気回復には、公式な謝罪声明などを出しても、すでに遅い可能性が高いです。
今回の問題の一翼を担っているステファノ・ガッバーナ氏は、何かと政治的な問題に首を突っ込みたがる人です。
女性差別や、人種差別、LGBT差別など、色々な差別を繰り返してきた歴史があります。
差別という言葉にはとても敏感なアジア圏では、D&Gは目の敵にされる可能性もあるでしょう。
ここ数年で、差別的発言は大きく経済界を動かしてきました。
#Me Too運動や、LGBTなど、経済界にまでその影響が出てきたのは社会的な事実です。
どんなに人気のあるブランドであっても、たった一言の差別的発言によって、人気が凋落してしまう、もしくは炎上騒ぎを起こしてしまうのは、中国だけではありません。
世界中が差別的な発言などに対して敏感になっていることもまた事実なのです。
ファッションアイコンであるD&Gが、こうした騒ぎを起こすこと自体が恥ずかしいことですし、今後の会社の経営にも影響するということをイメージできなかったのでしょうか?
他のブランドもD&Gの騒ぎを反面教師として、差別的な言葉や広告には十分気を付けて欲しいですね。