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ファミリーマートが良品計画の雑貨「無印良品」の取り扱いを終了することになりました。
これは、1月30日に良品計画が無印良品のウェブサイトで発表したもので、1月28日付でファミリーマートへの商品供給をやめ、在庫がなくなり次第販売も終了することになります。
無印良品は根強いファンもいる人気の雑貨でしたが、気軽にコンビニで買えることで喜んでいるユーザーもいたはずなのに、なぜ終了に至ったのでしょうか。
無印良品の経営改善策の一環とも言える
実際、ファミマで取り扱っていた無印商品は手堅く売れてはいたのですが、実質的には売り上げは不振となっていました。
無印商品の店舗そのものの売り上げも低迷し、良品計画としては事業の見直しを図っていた所ですが、その見直しの一環がファミマでの取り扱い中止となったのです。
今回の販売打ち切りについて、株式市場は好意をもって受け止めたとみられ、実際に良品計画の株価は上昇している状況です。
実際には2018年夏ごろから商品が消えていた
私の自宅の近所にもファミマがあり、無印商品は愛用していたのですが、2018年夏ごろから在庫の補充が進まなくなり、ショーケースも店の端っこに追いやられているなど、何らかの異変を感じていました。
実際、良品計画自体もそれを意図的に行っていたようで、2018年8月以降はファミマ向けの商品卸しを取りやめていたことが分かっています。
それどころか、無印商品のあった棚にはファミマのプライベートブランド雑貨が並ぶようになり、両者の関係は明らかに冷え切っていたわけです。
まあ、実際に「無印商品があるからファミマを使う」と言うユーザーもかつてほどいなくなったので、このような関係の変化は仕方がないのかもしれません。
お互いにwin-winの取引終了
良品計画としては売れ行きが低迷する部門の事業見直しを、ファミマ側としては比較的高い無印の雑貨よりもプライベートブランドの雑貨を売って収支改善を、それぞれに思惑があったようです。
実際、ファミマ側ではプライベートブランドに移行したことで雑貨部門の売り上げが対前年比で106%になっているなど、収支改善効果は明白に表れているようです。
ここで困るのは無印雑貨の愛好者ですが、実店舗に行かずとも通販サイトで無印商品が買えることもあり、そんなに困ることはないと思います。
むしろ、良品計画側では「もっと実店舗で買い物をしてほしい」と思っているわけで、愛好者ならばきっとお客様から出向いてきてくれるだろうと考えているのかもしれません。
果たしてこの方針が正解だったのかどうかは、来年の今頃発揮するのではないでしょうか。