【人気急上昇中の記事】 現在 18 名が閲覧中...![]() あなたのマンション、現在の価値がサクッとカンタンに調べられるツールが、いま話題に。 |
詐欺罪で服役中の元タレント、羽賀研二受刑者が、資産隠しをしていた可能性があり、強制執行妨害の疑いで再逮捕されました。
今回は、どうやって資産を隠していたのかという事についてまとめていきます。
羽賀研二受刑者が逮捕されるまで
羽賀研二受刑者が逮捕されたのは、今から12年前の2007年の事です。
未公開株を高値で売りつけて借金を逃れようとした容疑で、元プロボクサーの渡辺二郎(現在は指定暴力団山口組系極心連合会相談役)らと共に逮捕されました。
その後、詐欺・恐喝未遂で起訴され、裁判は最高裁までもつれこみ、2013年から沖縄県の沖縄刑務所で懲役6年の刑で服役しています。
渡辺二郎氏は、2007年に同容疑で逮捕・起訴されましたが、懲役2年の刑で服役しており、すでに出所しています。
羽賀研二受刑者は、渡辺二郎氏よりも罪が重いと認められ、6年の実刑判決、さらには2016年に民事裁判で約4億円の支払いを命じられています。
そして、出所を控えた2019年、冒頭の容疑で再逮捕されています。
どうやって資産を隠した?
資産隠しというよりも、資産を持っていることを偽装したといった方が適切かも知れません。
民事裁判で約4億円の支払いを命じられた羽賀研二受刑者。
もちろん6年間刑務所に服役していたわけですから、そんなお金を払うことは出来ません。
現状、羽賀研二受刑者が持っている財産を借金の支払いに充てることになります。
財産の差し押さえは強制執行になりますので、なんらかの方法を取らなければ、出所後に一文無し+莫大な借金が残るという事になります。
そこで羽賀研二受刑者が取った行動は、「財産分与したように装う」こと。
つまり、別れた元妻に財産分与したように見せかけて強制執行を逃れたということです。
今回の事件が明るみになったのは、ある一通の告発の手紙がきっかけでした。
約4億円の支払いを命じられた羽賀研二受刑者ですが、裁判の時には「お金がない」と主張しました。
しかし、2016年の民事裁判の時に原告宛に一通の手紙が届きます。
手紙の文末には「沖縄県内でも私の周りにだまされた方が多く、警察や弁護士に相談しても立件には難しく、ぜひだまされた人たちのためにも所有物件の差し押さえをしていただき、人間として反省させてあげてください」とメッセージが添えられていたそうです。
このメッセージを元に調査を進めていくと、羽賀研二受刑者は、故郷の沖縄県内に不動産物件16件と家賃収入が1カ月あたりおよそ340万円という事が判明しました。
原告側は、すぐに差し押さえの手続きをしようとしましたが、すでに不動産の名義は離婚した元妻のものになっていたそうです。
タレント時代には「誠意大将軍」というあだ名で呼ばれていた羽賀研二容疑者。
服役後も再浮上するために、刑務所の中から元妻と連絡を取り合って不動産業を始めようとしていたようです。
結局悪事が明るみに出て、再逮捕されてしまった羽賀研二受刑者。
悪事は必ず暴かれるという典型的な例ですね。
今後、財産隠しの罪で起訴され、再度実刑判決を受ける可能性が高いです。
次に出所できるのは還暦を過ぎた頃になるかも知れませんね。