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イタリア北部の街・ジェノバで8月14日に高速道路の橋が突如崩壊して、走行していた約50台の車が巻き込まれ、8月15日朝の時点で30名が死亡する惨事となっています。
高速道路がいきなり前触れもなく崩壊するとは、非常にセンセーショナルな出来事ですが、日本の高速道路は大丈夫なのでしょうか。
そして、今回のジェノバで橋が崩壊した理由はなんなのでしょうか?
橋が崩壊した理由は現在調査中
橋が崩壊した理由は、今の時点では明確にされていません。
救助や調査にあたっているイタリア消防局によると、事故は8月14日正午ごろに発生し、高速道路にあったモランディ橋が200メートルにわたって前触れもなく崩壊したとのこと。
崩落直後の様子を航空機からの動画で確認すると、モランディ橋を構成する橋脚や橋桁部分が跡形もなく崩壊している様子が見られます。
この時、橋の大部分が複数の車やトラックと共に崩壊し、100メートル下の鉄道線路に落下したとされています。
現在もがれきの中で消防隊が生存者の確認にあたっています。
原因として思い当たることは今でもわからぬままで、建設から50年が経過していたという事実だけが分かっているだけです。
経年劣化による崩壊を防止するため、3年前には大規模改修工事も行われ、事故当日も別の改修工事が行われていたというモランディ橋に、いったい何が起こったのでしょうか。
日本の橋は果たして大丈夫なのか?
モランディ橋の件は、実際に現場で行われていた改修工事が何らかの影響をもたらした可能性が浮上していますが、明確な原因はまだわかっていません。
日本の橋では同様の事故は起きていませんが、2012年12月には中央自動車道笹子トンネルで天井板の崩落事故が起きています。
笹子トンネルの事故では、天井板を吊り下げているアンカーボルトの部分にあったコンクリートが劣化して壊れ、天井板を支えきれなくなったのが原因でした。
この事故の後、高速道路や主要な道路のコンクリートの緊急点検が行われ、劣化している箇所の応急処置が行われたり、橋の架け替えなどが推進され、今でもそれらは続いています。
ですので、今の日本においては笹子トンネルの痛ましい事故を契機に点検がされ、適宜改修などがなされている状況なので、ジェノバの事故のようなことは起きる可能性は少ないでしょう。
道路などのインフラの安全神話は、あってないようなものです。
特に2018年は100年に1度の豪雨などが発生するなど、それらの豪雨を予測していないインフラは果たして持ちこたえることができるのかと言う不安は残ります。
こんな世の中ですから、インフラを利用する私たちの側も、自分の身を自分で守る心構えは必要なのかもしれません。