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3月1日金曜日にセブンイレブンやローソンに現れた大量の行列。
関西圏に近づけば次第にその行列は増え、広島県内に入ると大半のコンビニで行列ばかりを見ることに。
実はこれ、広島カープの2019年本拠地公式戦のチケット販売に殺到する行列だったのです。
プロ野球の興行でこんな騒ぎになるなんて誰も想像がつかないですが、そもそもなぜこんなことになるのでしょうか?
カープのチケットは1年分まとめて販売される
他の球団では3か月分や半年分など、まとめて売り出す期間や枚数が少数なのですが、カープだけは1年分をこの時期に販売してしまいます。
市民球団ゆえに、確実にチケットを販売して収益を得てきたい事情もあるのでしょうが、そのためにカープファンは先のわからない予定まで考えてチケット獲得に走ります。
いや、予定が入ったとしても「カープ戦があるから」と予定をキャンセルするぐらいの勢いです。
一括購入する人間が多すぎる
カープのチケットは①コンビニ②JR西日本のみどりの窓口③チケットぴあなどのプレイガイド公式サイト④マツダスタジアム(本拠地)で同時に販売されます。
このうち、マツダスタジアムでの購入は事前に抽選券が配られ、当選した人でなければ3月1日に購入することはできませんでした。
この「抽選券」を手に入れるために平日にもかかわらず5万人以上がマツダスタジアムに殺到して騒動になったのですが、あくまで抽選券なので3月1日にチケット購入を確約するものではないのです。
実際、3月1日にトップバッターとなった顧客はいきなり数百枚のチケットを購入し、数千万円を現金で支払って帰ったといわれています。
このような一括購入者がいれば、その分市中に出回る空席は減るわけなので、より競争が激化するわけです。
旅行会社や転売屋の対策が必要
ファンクラブ会員になって優先購入のチャンスを得たはずなのに、優先購入は抽選で外れ、一般発売でも購入できず、「もうカープファンをやめる」「何のためにファンクラブ会員になったのかわからない」と嘆く人も多いようです。
前述のように「窓口で一括購入」するのはツアーを企画する旅行会社の担当者や転売目的の通称「転売屋」のいずれかの可能性が高いようです。
ファンを優先するのか、営利行為を優先するのかは球団の判断によるのですが、少なくとも転売屋は排除してもらえないと善良なファンはかわいそうでなりません。
今回起きた様々な問題をしっかり調査し、カープ球団には来年にぜひ活かして欲しいところですね。