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第193回通常国会が1月20日に召集される。政府はこの国会に、働き方改革関連法案を提出する予定である。この法案には、長時間労働の是正が盛り込まれるが、同時に成果に応じた賃金制度の導入や、裁量労働制を拡大する労働基準法改正案も提出され、こちらは長時間労働が助長される恐れがあるとして、二つの法案の矛盾点が早くも浮かび上がっている。
しかし、法律がどうなろうと、それでどう規制されようと、誰もが残業をしたくてしているわけではないのである。残業を減らしたい、早く帰りたい。それには自分を変えることも必要である。
まずは自分のメンタルから
残業を減らして早く帰りたい。でもこなさなければならない仕事の量は減らない。それならどうするか。仕事をいかにして早く片付けるかを考えるしかない。
それにはまず今の自分がどんな働き方をしているかを振り返ってみよう。
毎日の残業が当たり前になっている人は、もしかしたら残業ありきで仕事をしていないだろうか。定時までに終われなくても残ってやればいい、そういう考えが少しでもあると、そういうスケジュールで仕事をしてしまうものである。定時までにその日の仕事を片付ける。その心構えを持って一日のスケジュールを組み立て直す。残業するのは残念なこと、そう頭を切り替えよう。
しかし中には残業の必要がないのに帰れない、という人が存在するという。なぜそんなことになるのかというと、周りの人、特に上司が帰らないからである。上司が残って仕事をしているのに自分だけ帰りにくい、ということである。気まずいから残業をする。時間の無駄遣いである。
ただし、ここで逆の立場に立ってみると、意外に上司も同じ気持ちでいるのである。部下が残って仕事をしているのに先に帰る訳にはいかない、それでしたくもない残業をしている上司もいるのだ。
早く帰る=仕事をしていない。そういうイメージを持つ人がまだまだ多い中、スパッと定時で帰るのは難しいだろうが、逆に言えば、仕事をしっかりしていれば、早く帰ったところで文句をつけられることはないのだ。少しも気まずくはない。もしかしたら上司のためにもなるかもしれない。
残業を減らすのは自分のためだけでなく、周りの人のためでもある。前向きなメンタルを持とう。
明日できることは明日やる
定時で帰ることに対する後ろめたさを捨てたら、次は一日のスケジュールを考え直してみよう。
もし、いくつかの案件を抱えて同時に進行させなければいけない状況ならば、それらに優先順位を付けることから始める。緊急度が高いもので重要なものを第一に。次に、重要だが緊急ではないもの。そうやって整理していけば、今日やらなくてはいけない仕事とそうではない仕事の区別が出来る。そうでない仕事は横に置いて、今日やらなくてはいけない仕事を片付ける。そうでない仕事は、明日に回す。決して後回しにするわけではない。明日になったらまた仕事の順番を決めるのだから、回した仕事が上位になることもあるのだ。
ここで大切なのは、客観的に順位を決める事。やりたくないとか、苦手だとか、そういう基準で順位をつけると、それを後回しにした時に罪悪感を持つことになる。逆に、そういう仕事を先に片付けることができれば、普通よりも大きな達成感を得られるのだ。
自分の計画通りに仕事が進み、定時に帰ることが出来たとしたら、それにもまた大きな達成感を期待できる。そしてそれが翌日への意欲になるのだ。
メンタルを前向きに保ち、客観的に仕事を整理し、計画的に取り組む。結果が出たらメンタルがより前向きになる。こんなサイクルが生まれたら、残業が減った上に、よりよい仕事ができ、自分の評価を上げることにつながるかもしれない。
定時に会社を出られたら。
早く家に帰って家族団らんの時間を過ごす、仲間と食事に出かける、習い事を始める、趣味の時間を持つ、など、様々な選択肢が生まれる。
自分が好きに使える時間を持つことでリフレッシュができ、翌日の仕事に対する意欲が生まれる。
いきなり残業をやめることは難しいだろうが、残業に対する意識を切り替えることから始めて、目標を作り、少しずつでも前に進んでみてはいかがだろうか。