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9月28日にインドネシアで起きた地震で思わぬ騒動が持ち上がっています。
今回インドネシア中部にあるスラウェシ島付近を震源とする起きた地震では、スラウェシ島周辺に最大で高さ6メートルの津波が起きたとのことで、多くの住民が被災して救援を待っている状況です。
そんな最中、スラウェシ島にある3カ所の刑務所から受刑者が脱獄し、その脱獄者数は約1,200人とみられています。
現在も逃走中という脱獄者たちですが、その後どのような対応がなされるのでしょうか。
最優先は被災者の支援が優先
インドネシア政府は明確に人数等を把握していないものの、複数の刑務所から受刑者が脱獄したことは認めています。
ですが、実際にどれだけの人数で、どの受刑者が脱獄したのかは政府として把握しきれていないようです。
やはり、被災した住民の救護と支援が優先されているので、受刑者の脱走まで手が回らないというのが実情のようです。
今後、諸外国の救援隊がインドネシアで活動を開始すると、次第に救護と支援が行き届き、結果的にはインドネシア政府の労力も「脱走受刑者さがし」に変わってくるものと思われます。
実際に脱走した受刑者は家族の元へ向かった?
インドネシア政府で刑務所を所管する法務人権省はこの件でコメントを出しています。
脱走者たちは地震が起きた後、敷地内の地下から水が噴出するなど刑務所内でも建物の倒壊があり生命の危険を感じたことでパニックに陥って道路に逃げ出したと説明しています。
法務人権省としての見解でも「受刑者らにとっても生死に関わる問題だった」と述べ、地震の被害を恐れて脱走したとの見方を示し、その場合には脱走について罪を問わないことも検討すべきであると語っています。
一方、別の刑務所では地震の騒動に乗じて受刑者が放火し、その混乱に乗じて意図的に脱走した受刑者もいるとのことです。
これらの受刑者については法務人権省としても看過できないようで、混乱が続いている現状ではありますが脱走した受刑者の捜索にあたっているとのことです。
いずれにせよ、これらの受刑者が治安の悪化を招くような事態だけは避けたいと言うのがインドネシア政府の本音のようです。
地震などの大規模な災害において、このような騒動が起きるのはよくあることです。
ですが、警察の手に負えなくなった場合は軍隊が出動し強権を駆使して受刑者の身柄確保に努めているのが過去の慣例のようです。
インドネシア政府も最終的には軍隊を投入して事態の収拾を図ることになるのではないでしょうか。