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あなたは、普段何気なく目にして脳裏に刷り込まれたCMが、なぜかある日、その時だけ無性に気になって、そのCMの出演者や曲を調べたくなることがないだろうか。もちろん、あるだろう。でなければこの記事にたどり着くことはないはずだ。
あなたはおそらく、JTのCMの、あの美しい外国人女性が誰で、あの美しいメロディはなんという名前の曲か気になって仕方がなくなったのだろう。あのJTのCMは中毒性がある。日本の美しさを、謎の外国人美女と異国情緒漂うメロディという、ある種異質なものによって引き立たせる。まさしくプロの仕事だ。
今回は、JTの美しいCMについて掘り下げていこう。
JTのCMの外国人は誰?
JTのCMに出演している外国人はリヴ・オドリスコールという女性だ。1990年生まれの25歳。本名はオリビア・オドリスコール。アクセントとしては「ドリスコール」と一音節で読み切るのが正解だ。ニュージーランド出身のモデルで、なんと一児の母で、シングルマザーだという。20歳の時に娘を出産したようだ。25歳にしてあの洗練された表情は、人並み以上に様々な濃い経験をしてきたことの証左だろうか。
活動拠点はヨーロッパ。モデルとして国際的な評価を得ている。まだ第一線級のモデルとまでは言えないが、今後着実に評価を上げていくと思われる。ちなみに2016/3/4時点で彼女のインスタグラムのフォロワーは9,178人と、それほど多くない。
なぜ彼女が日本のCMに出ているのだろうか。彼女の所属事務所はニューヨークに拠点を置くmichael hooker internationalという事務所だ。この事務所の特徴として、「World Wideに活躍するモデルマネジメント」というものが挙げられる。世界中にパイプを持ち、グローバルに活躍できるモデルを派遣する事務所なのだ。
JTといえば大手広告代理店・電通のメイン顧客だ。電通であれば、グローバルなモデル事務所との付き合いがあって当然。このような経緯で日本進出したのだと考えられる。逆に言えば、明らかにオーラのある見慣れない外国人タレントは、michael hooker internationalの所属タレントである可能性が高まるということだ。今後注目すべき事務所といえよう。
JTのCMの曲は?
曲も素晴らしい。George Winstonの「Longing/Love」という曲が原曲だ。邦題を「あこがれ/愛」という。その後アレンジを加え、現在よく放送されている「折り鶴ver」のCMはEnvieという日本人歌手が歌っているようだ。ちなみに、茶道編はEMI(詳細不明)、和食編はGABE(外国人・詳細不明)という歌手が歌っている。
原曲作曲者のGeorge Winstonは現在67歳のピアニストだ。実はこの「Longing/Love」という曲は他にもトヨタ・クレスタ(1984年)や箱根の森彫刻美術館のCMなどでも使用されている。名曲と言われる証左といえよう。彼の音楽の特徴は「自然風景を想起させる楽曲」だ。哲学的自然主義音楽とも称される。言い得て妙だ。「Longing/Love」を聞くと、涼しげな緑の爽やかな森の中の情景を思い浮かべる。
歌い手のEnvieは年齢不詳の日本人。まだ若く見えるが、デビューは2011年。2013年にはフランスに音楽留学に行っている。ジャンルとしてはシャンソンがメインのようだが、表現の幅は広く、あらゆるスタイルに対応できそうだ。今後要注目のアーティストだろう。
総じて、JTのCMは極めてクオリティが高い。今後も素晴らしいCMを期待したい。