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「住宅ローン」。
働きはじめの20代でも、マンションや持ち家を持つことが可能になり早何年。
実際に筆者の知り合いでも若干21歳にして住宅ローンを活用して自宅を建てた人もいます。
20代で住宅ローンを借りる場合、どれくらいのお金を借り入れているのでしょうか?
今回は20代の住宅ローンについてまとめていきます。
住宅ローンを借りる場合最大でいくらまで借り入れらる?
住宅ローンを借り入れる原則として、年間の返済額が年収の25%~35%になるようにしなくてはならない決まりがあります。
(返済比率)
そのため、月50,000円の返済額なのであれば、年間で60万円の返済額になるため、年収は60万÷0.25=240万円ということになります。
240万円の年収で住宅ローンの最長返済期間35年を選択すると、60万円×35年なので、2100万円の借入が可能です。
これが月8万円の返済であれば、8万×12か月÷0.25=384万円の年収になり、96万円×35年で3360万円のローンが組めるという計算になります。
このように、住宅ローンの借入金額は、年収に左右されるということを頭に入れておきましょう。
20代の住宅ローン借り入れ平均額は?
20代の住宅ローンの借り入れ平均額は、20代の平均年収から計算が可能です。
厚生労働省が発表している20代の平均年収は、職業などでも変わってきますが、20歳~29歳までで、約296万円です。
年収の25%を返済に充てるとなると、296×25%=74万円で、借入最長期間の35年での返済であれば、2590万円のローンが組めることになります。
しかし忘れてはいけないのが、借入先の金融機関による「審査」です。
年収はもちろんですが、家計の状況や就業年数などもチェックされてしまうため、いくら高収入であっても20歳程度であれば、審査に通らない可能性も高いです。
20代前半で住宅ローンを組むのであれば、共働きか、もしくは希望金額より少ない金額での住宅ローンの借り入れを検討する必要があるということです。
また、年収や勤続年数だけではなく、貯蓄額が審査の対象になることも多く、住宅ローンの頭金などで300万円以上+物件価格の10%は確保しておきたいところです。
そう考えると、20代での住宅ローンの借り入れはかなり厳しめの見積もりを出す必要がありますね。
金融機関各社が公表している年代別住宅ローン借り入れ平均額は、20代で3014万5920円(月返済額7万1776円ボーナス払いなし)です。
世帯年収になるのか、個人年収になるのかは明記されていませんが、銀行の審査を通り抜けるには、個人で借り入れを行うよりも、夫婦で借り入れを行う方が有利だと言われています。
冒頭に述べた私の後輩(21歳)は、頭金などを親からの贈与によって賄い、35年返済で2,000万円の借り入れをして邸宅を建築したそうです。
銀行の審査を通って念願のマイホームを建てるにはそれ相応の準備が必要だということがわかりました。
しかし、忘れてはいけないのが、持ち家を持つことの責任の重さです。
住宅ローンは基本的に減額がされません。
自分の給料が減ったとしても、毎月決まった金額を支払い続けなくてはなりません。
そう考えると、果たして35年も継続して支払うことに耐えられるのかということに不安がよぎってしまいます。
今現在後輩は、持ち家に一人で暮らしています。
結婚どころか彼女もいません。
それでも持ち家が欲しかったのは、「自分の城を持ちたかったから」だそうです。
考え方も人それぞれですが、賃貸で同じ金額を支払うよりは、自分の持ち家にお金をかけた方が精神的に楽とも言っていました。
個人的には、後輩の言い分もわかりますし、賃貸に住んでいる後輩の言い分もわかります。
私は団地住まいなので、住宅ローンには無縁ですが、いずれは持ち家をと考えてはいます。
しかし具体的にどうするということになると、ローンのことを考えて持ち家の夢は先送りになっています。
20代の若さで持ち家に住んでいる後輩たちを見ると素直に「いいなあ」と思ってしまうのが現状です。
このコラムを読んでいる皆さんも、自分の持ち家を考える前に、将来設計などをしっかりと見定めた上で住宅ローンのことを検討してみてはいかがでしょうか?