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広島カープがここ数年で強くなった理由は何?
2016年からセリーグ3連覇を果たしている広島東洋カープですが、その強さはその他のセリーグ球団も驚きを隠せないようです。
かつては「市民球団」と呼ばれ、補強のための資金も乏しく、主力選手はFAで移籍していくことが相次いでいましたが、それでもセリーグ最強糾弾になるまで強くなったのには何か理由があるのでしょうか。
その1 マツダスタジアムの誕生
2009年に現在の本拠地であるマツダスタジアム(広島市民球場)が完成しましたが、旧球場に比べて観客動員数も増加したことで、入場料収入が確実に見込めるようになりました。
また、マツダスタジアム内の売店やグッズショップはすべて広島球団が直接運営できるようになるなど、球団そのものの収入が副次的に増加しました。
増加した収入を使って、新外国人との契約や主力選手への複数年契約による高年俸の担保ができるようになったことはカープの強さにつながっています。
その2 スカウティング
現在4番を務めている鈴木誠也選手は、甲子園出場経験がないピッチャー出身の選手です。
鈴木選手はカープに2位指名されて入団しましたが、カープは鈴木選手のことをピッチャーとしてではなく「肩の強い内外野手として育成する」ことを考えて指名しました。
このように、カープのスカウティングの視線は他球団とは多少違い、今足りない部分を即戦力で補うのではなく、数年先のチーム状態を見越して「育てて補う」ことを基本にしています。
実際、3連覇を果たしたチームの主力選手の大半がドラフト指名選手であり、先見の明があったことを実証しています。
その3 外国人選手の活躍
カープに駐米スカウトのほか、ドミニカで選手養成学校「カープアカデミー」を運営しています。
カープアカデミーからは現在活躍しているバティスタ選手やメヒア選手、昨年度は中継ぎの要として大活躍したフランスア選手が卒業しており、ここ数年のカープの強さを支えている貴重な戦力になっています。
一方、駐米スカウトには元広島・日本ハムでピッチャーとして活躍したシュールストロム氏がおり、日本でのプレー経験を活かして「日本でも活躍できる才能と性質」を持った選手を獲得し、いずれの選手も活躍しています。
先発の要であるジョンソン選手、昨年まで主砲として活躍したエルドレッド選手などはみなシュールストロム氏の目にかなった選手です。
人気と強さの陰で「トラブル」も
カープが強いとその分観客もグッズ収入も増えるので、球団はどんどん利益を上げることができます。
ですが、加熱する人気がもたらしたトラブルもあります。
2月25日に来シーズンの入場券販売のための「抽選券」が配布されたのですが、予想を大幅に超える希望者が殺到して周辺道路が大渋滞になり、抽選券をもらえなかった人が球団関係者に詰め寄る場面も多数みられました。
このトラブルもカープが強くなったゆえの事なのでしょうが、チケット販売方法について球団は再考された方がよさそうです。