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籠池泰典理事長は16日、建設予定だった小学校に安倍首相から寄付金100万円を受けていたと主張した。
寄付金は講演に訪れた安倍明恵夫人から受け取ったと言っているが、菅義偉官房長官が安倍首相に確認したところ「自分では寄付していない。妻や事務所を通じても寄付はしていない」と回答した。
安倍首相も自身で詳細は語らなかったが、報道陣の質問で「菅長官から話があった通り」と主張を肯定した。
いったいどちらの主張が正しいのか、真相を追ってみよう。
「安倍首相から寄付金100万円」、その経緯は?
籠池理事長が受け取ったと言っている小学校への寄付金100万円は、どのようにして渡されたものなのだろうか。
冒頭通り、安倍首相は「小学校に寄付金は贈っていない」と主張しているが、反面「夫人が個人で行ったか確認している」と妻の行動に関しては慎重に返答していた。
逃げ道と言ったらイメージは悪いが、騒動の大きさを考えれば確認なしに否定はできないところだろう。
だが下手な言い訳を行えば国会で宣言したとおり責任を取る必要に迫られる局面で、裏付けなしに否定しているとも考えにくい。
そうなると籠池理事長の主張にどこまで筋が通っているかも重要な判断材料の一つだ。
籠池理事長のインタビュー証言によれば、寄付金を受け取ったのは2015年9月5日。昭恵夫人が名誉校長に就任して講演を行った日に、直接手渡されたという。
主人からと札束入りの封筒を渡されたので「領収書は?」と聞いたが断られ、持っておくのも怖いからと月曜に入金手続きをした。
わかりにくくなるので安倍首相名義で振り込もうと思ったが会計に止められたので、森友学園名義にしたと証言している。
このときの領収書はネットに掲載され拡散されている。
しかし、あくまで入金手続きは籠池理事長が行っているので証拠能力の低さが指摘されている。
さらに掲載された写真を見ると、振込用紙の依頼人欄には森友学園と書かれているが上記に修正テープを引いた跡がある。
光でテープを透かした画像には、たしかに「安倍晋三」と書かれていたようだが「安倍」の文字にかぶさるように「匿名」らしき文字が書かれていた。
これには読者からも「匿名の入金を首相に書き換えただけ」「証拠が雑すぎる」「いくらでも捏造できる」と批判を呼んだ。
もちろんこの振込用紙だけでは安倍首相が関与した証拠にはならないが、関わっていない証拠としても弱い。
これについては籠池理事長が23日に証人喚問されるため「国会ですべてを話す」としている。
この膠着状態を収束させるためにも、23日の証人喚問の行方を注視したい。