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阪神タイガースの金本監督が志半ばで辞任してはや5日。
既に世間の話題は後任監督の人選に移っている気もしますが、1人のプロ野球ファンである私はむしろ「金本監督は解任された」と思えてなりません。
社会人ならば派閥競争に負けて権力の座から引きずり降ろされることもありますが、プロ野球とて同じ環境にあることは否定できません。
今回「金本監督は解任された」と私が語るにあたって、大きな理由が3つありますので、それをぜひご紹介させてください。
理由1 阪神電鉄本社が乗り出してきた
過去の阪神タイガースも今回と同様の監督解任劇を繰り返しています。
金本監督の前任である和田豊監督は任期3年間のうちすべてAクラス入りという実績を残していました。
しかし就任3年目、シーズン終盤にファンの人気が低迷したと見ると阪神電鉄本社の意向として阪神球団社長に圧力を掛け、既に留任が決まっていた和田監督から辞表を提出させて事実上解任に追いやっています。
このパターン、つい最近も聞いたことがあるような気がしますね。
理由2 理解者であるコーチの去就を白紙にした
2018年、金本監督の傍らで参謀役を務めたのは過去一緒に阪神でプレーした片岡篤史ヘッドコーチでした。
片岡ヘッドコーチは金本監督誕生の際に「ぜひ傍らに置きたい」として入閣したわけですが、金本監督が留任する以上片岡氏も何らかのポジションで入閣継続となるはずでした。
ですが、クライマックスシリーズ進出を逃したころから関西系スポーツメディアが「片岡ヘッドコーチ辞任やむなし」などの記事を掲載するようになり、金本監督は動揺します。
自分は留任、連れてきたコーチは解任では招聘してきた自分の立つ瀬がないと考えるのは誰しも当然です。
問題は誰が関西系スポーツメディアに前述の記事をリークしたのか…それが出来るのは阪神電鉄本社でも十分可能なのです。
その3 阪神OBたちが暗躍した
阪神タイガースを支えるOBたちは派閥に分かれて権力闘争に明け暮れている時代もありましたが、その系譜は今でも続いています。
現在は吉田義男元監督を中心とする「吉田派」と安藤統男元監督を中心とする「安藤派」があり、安藤派はかつての大エース故村山実の「村山派」がそのまま移行したものです。
金本監督はもともと広島カープから移籍してきたので両派閥には関係がありませんが、両派閥はここで「やはり阪神の監督は生え抜きに限る」と呉越同舟状態になり、球団や阪神電鉄本社に圧力を掛けた可能性があるのです。
実際、次期監督候補には吉田派の岡田彰布元監督、安藤派の掛布雅之前2軍監督が挙がっています。
阪神球団は矢野2軍監督に1軍監督就任を依頼し、10月14日現在矢野氏は態度を保留していますが、家族と相談するために遠征先から帰阪するなど就任に向けた下準備を進めていると思われます。
こうなると、金本監督を解任させた「影の力」は満足しているのでしょうか?
自分の意に沿う人物を監督にするまでの力が無いのか、とにかく金本監督を解任すればそれでよかったのかはわかりません。
こんなことを繰り返していれば、阪神タイガースが強くなることは絶対にありえないと思うのは私だけでしょうか。