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9月9日、JR京葉線で火災が発生して東京ディスニーランドに向かう観光客や千葉方面に向かう住民が影響を受けました。
燃えたのは線路の下に敷かれている絶縁材の一部とのことですが、9月10日現在明確な出火原因はわかっていません。
このトラブルは京葉線だけに起こり得るのか、あるいは全国の鉄道でも起こり得るのかなど、電車を使う人にとっては気になるものです。
そもそも今回のトラブルは今後も慢性的に発生することがあるのでしょうか?
実際に京葉線で起きた火事の内容は?
今回の火事は、JR東日本による公式発表では9月9日午後3時半ごろに発生したとされています。
家事が起きた場所は葛西臨海公園駅付近の線路上で、レールの下に敷かれている絶縁材の一部が燃えていたとのことです。
午後3時半以降京葉線は東京駅から南船橋駅の間と、西船橋駅から市川塩浜駅の間の上下線が終日運転を見合わせました。
特に東京ディズニーランド最寄りの舞浜駅では夜になっても混雑が続き、多くの観光客が足止めされることになりました。
結局9月10日になってようやく運転は再開されたものの、原因が分からないのは利用者もJR東日本も困ってしまうところです。
絶縁体が燃える原因は「ショート」しかない
今回燃えた絶縁体とは、電車の安全な運行をつかさどるために必要な軌道回路として設置されているものです。
軌道回路とは、鉄道において線路上の特定区間に列車が存在するかどうかを検知する電気的な装置で、線路に電流を流しておき電車が通過するたびに生じる電流の変化を読み取って電車の位置を特定する仕組みです。
今回火事になったのは軌道回路用の電流が何らかの原因で異常に流れて、その結果電流を受け止められなくなった絶縁体が発火してしまったのです。
JR東日本によると最初に煙をあげながら失火した絶縁体があり、すぐに応急処置で火を消したのですが、再度同じ絶縁体から失火したことが分かっています。
そもそもなぜ電流が過電流になったのか、発火するほどの強い電流になってしまったのはなぜかと言うのが特に気になるところです。
今回の火災の大まかな原因としては「過電流」「ショート」などと考えればいいでしょう。
これから解明すべきなのは「なぜ過電流が生じたのか」と言う部分です。
線路や軌道回路の異常なのか、走行していた電車に起因するものなのか、特定するにはしばらく時間がかかりそうです。
でも、確認すべき部分はわかっているので時間がかかるかもしれませんが、同様の事故が頻繁に起こることはないと考えてよいでしょう。