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文科省の前事務次官が、記者会見を開き「官邸最高レベルのご意向」との記載があった内部文書の存在を証言したのだ。政府側からしてみれば裏切り行為にあたる告発に踏み切ったのは、文部科学省の前事務次官の前川喜平氏。
前川喜平氏についてはこちらの記事にまとめたが、きわめて優秀な官僚で、ミスター文科省とまで呼ばれた男だった。
今年の1月に、文科省の天下り問題の責任をとって任期を待たずに辞任。その後、この問題が発生してから告発に踏み切ったのだ。
前川喜平氏の行動には賛否が分かれるところであり、彼の告発自体の真偽もまだ確定していない。そんななか、前川喜平氏のスキャンダルが読売新聞から報じられた。
それは、前川氏が歌舞伎町にある出会いバーに通っていたというものだ。
これについての世間の反応は、「教育行政のトップがそんな場所に行くなんてけしからん!」というものもあるが、どちらかといえば「なぜもはや一民間人が出会いバーに行っただけで新聞が報じる必要があるのか。」という反応の方が多い。筆者も後者だ。
今回は、前川喜平氏の出会いバー通いについて掘り下げてみたいと思う。
前川喜平氏は出会いバーに通っていたのか?その理由は?
まず問題は、前川喜平氏が出会いバーに通っていたのかどうかだ。仮に、通っていなければ、読売新聞の報道が捏造ということになり、明らかに官邸の「裏の力」を感じざるを得ない。
この点については、前川喜平氏自ら「行ったことは事実」と認めている。しかし、理由については以下のように語っている。
それは、女性の貧困、子供の貧困についての実地調査だったというのだ。
そういったバーには、あきらかに男性からの金銭目当てでくる女性が多い。そういった女性たちと直接話すことで、教育行政の問題点を直に感じたかったのだという。
前川氏曰く、その時も女性にお小遣いをわたして食事を一緒にした。なかには、水商売で生計を立てながら二人の子供を育てているひとや、高校を中退し、その後通信高校に通ったが、そこの実態がひどいものだった、など、実地調査としては一定の成果があったと述べていたのだ。
前川氏のこのような説明に対しても、評価の分かれるところだろう。前川氏の言葉通りに受け取れば「現場主義の実直な官僚だ」と評価もできるし、一方で「あまりに教科書的な綺麗すぎる言い訳だ。嘘くさい。」と評価することもできると思う。
ただ、前川氏が、東大を卒業し、文部省を就職先として自ら選び、そこでもミスター文科省と呼ばれ、事務次官に上り詰めた男であることを考えれば、さすがに常識的に考えて、そのようなバーで、法を犯すような行為で、自らの欲を満たそうとしていたとは考えづらいのではないだろうか。
前川氏は、過去に義務教育の教員の定数削減問題に断固反対し、「職を賭しても義務教育を守る」として自ら官僚の枠を超えて発信し続けた人物だ。
筆者個人としては、前川喜平氏の発言は、信憑にたるものだと考える。
読売新聞の報道は官邸の陰謀か?
いずれにせよ、仮に前川喜平氏が本当は自身の楽しみでバーに通っていたのだとしても、そこで法を犯していなければなんら問題はない。教育行政のトップだった人物が、出会いバーに行こうがキャバクラに行こうが、法を犯さない限り問題がないはずなのだ。
にもかかわらず、なぜ読売新聞がその事実をわざわざ今になって報道したのか。前川喜平氏が、そのバーで法を犯した事実は確認されていない。
しかも、読売新聞は、そうした下世話なネタを普段あまり報道しない新聞社だという。
ここに、「なんらかの力」の存在を感じないひとはいないのではないだろうか。
官僚が、政府から離れ、個人で独立して政府批判を行うようになると、必ずと言っていいほど、その人物に対するネガティブキャンペーンが貼られる。古賀茂明などもその典型だろう。(もちろん、事実として、そうした「脱藩組」はアクの強い人物が多く、叩けば埃が出る人物が多いため、なんとなくそのネガティブキャンペーンは功を奏している印象も受けるが)
今回の出会いバー報道も、明らかに前川喜平氏の人格に対する「変人レッテル貼り」だと思うのは、筆者だけではないはずだ。
前川喜平氏の今後
そう考えると、前川喜平氏は今後、周囲には十分に気をつけなければならない。普通の人なら見逃されるような小さいミスも、大きく取り上げられて社会的に抹殺される可能性さえあるのだ。
もちろん、本人はそうしたリスクをすべて引き受けた上で告発に踏み切ったのだろうが、我々国民も、彼の今後については慎重に見ていかなければならない。通常の感覚では、おかしいと思えるような逮捕劇が起きても不思議ではないからだ。
ただし、仮に「児童買春」のような罪で前川喜平氏が捕まった場合…。これはもう、我々は騙されたと思うほかないのだろう。
今後の行方に注目したい。
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