【人気急上昇中の記事】 現在 18 名が閲覧中...![]() あなたのマンション、現在の価値がサクッとカンタンに調べられるツールが、いま話題に。 |
「自分の考えたサービスや商品を世に出したい」
「アイデアやセンスで勝負したい」
この記事を読んでいる方は、そんな思いを抱えているのではないでしょうか。
私の本業はグッズの商品企画・開発です。
商品企画職に就きたいという情熱を実現し、今はヒット商品を世に出す喜び、売れる快感を味わっています。
同じ夢を抱いている皆さんに、どうかその思いをカタチにしてほしい。
そんな思いで、この記事を書きます。
Contents
商品企画ってどんな仕事?
商品企画とは、社会のニーズを掘り起こし、それを具現化した商品やサービスをつくり上げる仕事です。
マーケティング、商品コンセプトの抽出、具体的商品の企画提案まで、総合的なプロセスが商品企画の業務内容となります。
提供するものが家電なのか、シャンプーなどの日用品なのか、グッズなどの嗜好品なのかで実施する業務は変わるので一概には言えませんが、大きくまとめると上記のような内容になるでしょう。
ポイントとしては、新しく面白いアイデアを生み出すクリエイティブさと、マーケティングによって裏付けされた客観的な思考力の両方が求められる仕事と言えます。
商品企画と商品開発の違いは何?
よく混同しがちな「商品企画」と「商品開発」の差について説明します。
商品企画で明確化されたイメージを現実の形にする仕事が商品開発です。
商品企画がアイデアやコンセプトといった無形のものであるのに対し、商品開発は実際に商品、サービスとして販売可能な具体性のある結果が求められます。
どんなに優れた企画であっても、開発が上手く行かなければ良い結果に繋がりません。
商品開発は顧客に届ける最終的なアウトプットを作るとても重要な仕事なのです。
具現化できる技術から商品が生まれることもあるので、開発発信で企画が生まれることもあれば、企画・開発両方を自身の仕事とする場合もあります。
就活・転活をするときは、希望する企業の業務内容がどのようなものかしっかり調べておきましょう。
人気がありそう!商品企画はどんな人が向いているの?
商品企画に関わらず、仕事の向き・不向きを気にする人も多いでしょう。
結論から言えば、商品企画をやりたいと思っている時点ですでに向いているので、深く考えることは不要です。
それだと元も子もないので、周りにいる商品企画として成功をしている人たちの特徴をまとめてみました。
この記事をここまで読んでいる時点で確実に向いているのですが、以下に挙げる過半数に当てはまれば、向いているという自信を更に強く持って良いでしょう。
当てはまる数が少ないと感じる人は、これから身に付ければ問題ありません。たとえば「説明力」は努力で身につけることができますし、新しいモノへの興味は今この時から持つことができます。あくまでも参考として考えてください。
新しいモノ好きである
新商品や期間限定のイベント、流行に敏感な人が多いです。世の中への好奇心を持ち続けられることも商品企画に大切な要素の一つです。
消費者行動を考えることができる
今この人は何に不便を感じているんだろう?何故この人はこういう行動をするんだろう?と、消費者の潜在的な行動の動機や不満に目を向けることができる人が多いです。消費者行動を考えることは、企画立案の基本です。
良いアイデアを思いついたらワクワクする
面白いアイデア、売れるアイデアを思いついたとき、思わずワクワクして笑顔になってしまう人も多いです。良いアイデアを考えることが好きな人は企画に向いています。
数値分析が得意
消費者の行動を分析するために、時間帯や性別、月別のデータを分析することもあります。数値分析を自分でできる人は、企画案を客観視できるため、商品企画に向いています。
説明が得意
自分の企画を実現するには、周囲を説得する力が不可欠です。商品企画は、商品開発や販売を担当する人たちとのコミュニケーションが必須の仕事。良い商品を生み出している人は、それだけ周囲を説得した経験がある人ということになります。
負けず嫌い
売れるアイデアを出せるのは自分だ!という強い意志を持って企画をしている人が多いです。穏やかな人も、情熱と闘志を秘めています。商品企画には気持ちや意気込みも大切なのです。
良いアイデアを出す努力を粘り強くできる
新しいアイデア、良いアイデアは一朝一夕で出せるものではありません。粘り強く、出せるまで努力できる人が良い企画を生むのです。
自分なりのこだわりを持っている
周りからおしゃれと言われたり、趣味があったり、多かれ少なかれ自分なりの世界観を持っている人が多いです。
一人よがりにならない大切さを知っている
企業の一員としてアイデアを出す以上、「売れる企画」であることが大切です。自分の企画がターゲットに受け入れられるのか?常に疑い、客観視する姿勢を持っています。
実際にどんなことをしているの?企画から開発までの流れ
ターゲットを決める
商品企画の基本です。これが定まらなければ、良い企画は絶対にできません。
誰に売りたいのか?誰になら売れるのか?そんな視点を常に持ち企画を立案しています。
売り場に足を運び消費者を観察したり、過去商品の売上データや調査結果を分析したりしながら、狙うべきターゲットを選定していきます。
アイデアを出す
ターゲットを決めたら、企画のアイデアを出していきます。
机に向かって一人で考えることもありますし、社内のメンバーとブレストすることもあります。
消費者行動へのインサイトを深めるために、選定したターゲット層が行きそうな場所、全く行かなそうな場所に足を運び、ひたすら人を見続けることもしばしばです。
インスタグラムやピンタレストなどのインターネットも活用します。
このようなことを重ねて、アイデアを複数個出し、ブラッシュアップしていく過程がアイデア出しの作業です。
アイデアを企画にまとめる
「これだ!」と思うアイデアを具体的な企画に落とし込んでいきます。
具体的には、ターゲットやアイデアのコンセプト、プロモーション方針や売上規模などを資料に落とし込み、周囲を説得可能なレベルまで案を煮詰める作業です。
この段階で、関係部門と調整し、実現するにはどうしたらいいかを検討することも大切です。
企画案をプレゼンする
案ができたら、まずは上司に説明し、企画をより良いものにしていきます。
上司に企画がとおったら、商品開発や営業、広報・PRにプレゼンをします。フィードバッグが出れば、反映し、承認を得ます。
社内の関係部署を巻き込んで調整する
承認を得たら、実現に向けて社内の関係部署を巻き込んで進めていきます。
実現に向けて課題があれば、その度に関係部門と協議し、最終製品化をしていきます。
上記以外にも、試作品を販売しリサーチを行ったり、アンケート調査等を実施する場合もあります。
商品・サービスの特定によってことなりますが、大まかにこのような流れになります。
商品企画の仕事で大切なことは?
商品企画の仕事で大切なのは、「企画立案」はもちろんですが、意外と「実現に向けた関係者との調整」です。
良い企画を立案しても、実現できなければ意味がありません。
そのため、優秀な商品企画は、企画プレゼンの準備を丁寧に行いますし、関係者との調整や実現可能性の検討なども主体的に実施していきます。
就職活動や転職活動では、企画の立案ばかりに目を向けてしまいがちですが、企画は実現されて初めて意味があるものであることを覚えておいてください。
就活では何をアピールすればいい?自己PRのポイントを解説
大学で学んだことをアピールする
文系の学生であれば、商学部などでマーケティングや最先端ビジネスについて学んだ経験をアピールしている人も多いです。
仮に理系や、文系でも文学部などマーケティングとは異なる分野で勉強をした人も、ゼミはマーケティングやクリエイティブ系のゼミに入った経験を話す人もいました。
商品企画に通じる分野で勉強してきた人は、積極的にアピールしましょう。
賞を取った経験、アイデアを活かして実現した経験を話す
ビジネスコンテストや、論文での入選経験をアピールする人もいます。自身のアイデアが客観的に評価された実績は説得力がありますね。
また、文化祭実行員として、新しい企画を立ち上げ、実現し、来場者から評価を受けた話なども効果的です。企画立ち上げから実現までのプロセスは、商品企画の仕事にも通じるところがあります。
実績がない場合は?「実現力」で攻める
学生生活で客観的に企画力の高さを説明できる経験が無い人はどうすればよいのでしょうか。
商品を企画できるような会社に入りたい学生や転活中の社会人の多くは、「面白いことをやりたい」「商品やサービスをやりたい」「アイデアが出せる」と考えているはずです。
あなたの目の前の面接官も、もしかしたらそんな気持ちを抱いて入社し、現在人事部にいる一人かもしれません。
しかし「面白い企画」は、考えることよりも実現する方が実は難しいのです。
これは社会人になって初めて分かる事実です。
商品企画職に就いている人の多くは、アイデアを考えている時間よりも、それを実現するために社内を調整したり、プレゼンを作成したりしている時間が大半です。
どんなに良い企画も、実現できなければ価値が無い。
だからこそ、就職活動や転職活動をしている皆さんは、自分が持っている「企画実現力」を是非PRしてみてください。
アイデアがあることを証明するよりも、遥かに説得力のある自己PRになるはずです。
配属面談も大切!臆せず商品企画への情熱を出して!
気が早いと思うかもしれませんが、内定後の話も大変重要なので、記事にしておこうと思います。
読むのは内定後に取っておいても大丈夫ですが、内定したら目を通すことをおすすめします。
商品企画になれそうな会社への入社が決まっても、その職種に就けない可能性があるためです。
転職では職種が決まっているケースが多いですが、就職活動では決まっていない場合がほとんどです。
内定後の配属面談は、自分が希望する職種を会社に対してアピールできる最後の公のチャンスとなります。
面接で話したようなことを、再度丁寧にPRしてください。
さらに言えば、面接で「実現力」をPRした人は、入社が決まった会社での企画のアイデアなどを提案したり、マーケティングを学びにスクールに通ったりすると尚良いです。
就活から社会人になる準備期間に、企画職として活躍するためにどんなことをしてきたのか、しっかり伝えていきましょう。
まとめ
商品企画への理解は深まりましたでしょうか。
商品企画の仕事はとてもエキサイティングで楽しいものです。
「顧客が求めてる商品を企画したい」
「自分が企画したもので人が笑顔になるのが見たい」
あなたが持っているそんな思いを実現するために、ぜひ努力を続けてくださいね。
この記事を読んでいるかたが、自分の商品を世に出すことを楽しみにしています。