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トヨタの新型クラウンがフルモデルチェンジされ、7月31日で約1ヶ月が経過しました。
発売後1カ月での受注台数は約3万台で、月間目標販売台数に設定していた4,500代の約7倍になっています。
クラウンと言えば日本における高級車の代名詞と呼べる車種、それが一気にこれだけの売り上げを見せるとはだれも想像していなかったでしょう。
そもそも今回の新型クラウン、こぞって買い求めているのはどんな層の人なのでしょうか?
65歳以上のセカンドライフを楽しむ世代層
まず、新型クラウンの価格を確認してみましょう。
新型クラウンの価格設定は、2リッターターボ車は460万~560万、2.5リッターハイブリット車は498万~605万、3.5リッターハイブリット車は520万~718万円となっています。
少なくとも500万円の費用を自家用車にポンと出せる世代と言えば、退職金や資産運用のお金を持つなど「財産に余裕のある世代」しかありません。
特に65歳以降のシニア世代は、セカンドライフをこれから20年以上楽しめる世代であり、これからまだまだ自家用車を使う世代でもあります。
そんなセカンドライフ世代が、資産的に余裕もあることでクラウンを購入する意欲に目覚めているのかもしれません。
お金に糸目を付けずに好きな車を買う世代もいる
一方、20代や30代の若者でも新型クラウンを購入する人はいます。
クラウンは高級車である以上に、走りを楽しめる高性能の自動車とも言えます。
若い時にはスポーツカーに乗って若い女性を捕まえたい!と言うような男性も多かったと思いますが、今の時代にそのようなスポーツカーがあまり存在しないのです。
バブル全盛期のころはホンダ「プレリュード」、日産「シルビア」、トヨタ「カローラレビン」「スープラ」など、若い世代が買えるスポーツカーがたくさんありました。
それが今はファミリーカーや実用性に富んだミニバンが全盛期で、スポーツカーと呼べるのはトヨタ「86」などしかありません。
それでもスポーツカーを好む若者がいなくなったわけではありませんから、そんな彼らがクラウンに自動車で走る楽しみを求めて購入するわけです。
車は家族構成や年齢、それに収入によって好みも変わってきます。
クラウンが購入できる世代が増えたということは、それだけ日本の経済が回復基調にあるとも言えます。
ですが、若い世代が次第に減少する少子化時代になり、自動車メーカーのターゲットも「若い世代の家族」より「セカンドライフを楽しむ世代」に切り替わっているのかもしれません。
高級車のクラウンがこれだけ売り上げを伸ばすのですから、自動車メーカーもだんだんシニア世代に特化した自動車づくりにシフトするかもしれませんね。