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プロ野球もこの時期になればFAなどのストーブリーグが盛り上がってきます。
特に2018年のオフシーズンは巨人の動きが活発で、オリックスを戦力外になった中島選手、西武からFAした炭谷選手の獲得に成功し、さらには広島カープ3連覇の主力となった丸佳浩選手の獲得も目指しています。
さらにはメジャーリーグから帰国する意向があるとされる岩隈選手、オリックスを自由契約になると見込まれる金子千尋選手の獲得も視野に入れているようです。
ここ数年のペナントレースでは「育成のカープ」と呼ばれる広島が3連覇していますが、巨人式の人材育成術は果たしてリーグ優勝につながるのでしょうか。
優勝が至上課題の巨人
巨人も育成を視野に入れてチーム編成を進めていたことは事実です。
2016年から監督に就任した高橋由伸監督の下、若手の成長を目指す動きもあり、実際に2018年に4番を務めた岡本和真選手などの成長は著しいものでした。
ですが高橋監督は優勝できなかった責任を問われて実質的に解任、その後は「FA好き」とも言われる原辰徳監督が3度目の就任をすることになりました。
原監督になって以降、FA戦線への積極的な参戦を公言しており、前述した選手獲得の動きは「予想通り」と言えます。
巨人は4年以上優勝から遠ざかったことのないチームであり、球界の盟主たるプライドにかけても2019年は是が非でも優勝しなくてはならないと考えているのでしょう。
優勝のために何が必要かを理解できているのか?
どんな組織でも、成長や目標達成のためには「何が足りないのか」を理解して行動に移します。
例えば野球の場合は「先発完投できるピッチャー」がいなければ、他のチームから招いてくるか、自チームの選手の中で候補を探して育てようとします。
巨人はこの「他のチームから招く」ことを優先、いや2019年に限っては「招くこと」だけが選択肢のようになっているのでしょう。
招くからにはと、豊富な資金力を活かして様々なアプローチをしているようですが、果たしてどれだけの選手が巨人に入団することになるのでしょうか。
気になるのは、今巨人にいる選手との兼ね合いです。
丸選手には1年あたり7億円の年俸を提示しているようですが、巨人で最も年棒の多いのはエースである菅野選手で、その額年間4億円。
ファンの中には「菅野にいくら出す気だ?」「菅野より多い金額を提示されると菅野のモチベーションに関わるのでは?」と言う声も実際に出ています。
どんな組織であっても、外部の人材に頼って組織を活性化させて成長することは決して間違っている方法ではありません。
ですが、組織の構成員のモチベーションを低下させてまで外部の人材に頼ると言うことは、やっかみやひがみなどを生み出しかねません。
巨人の首脳陣が、この辺りのバランスをうまくとることが出来るのであれば、2019年にはきっと臨んだだけの成果を得られるでしょう。
逆に、望んだ成果が得られなかった時の逆風は覚悟しておく必要があるでしょう。