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平成も終わりを迎えるころになって、貧困を表す新たなキーワードとして「マイルド貧困」がクローズアップされてきました。
マイルド貧困は、いわゆる中流階級と呼ばれた勤労者が何かをきっかけにして貧困状態に陥ることを意味しています。
ですが、本格的に衣食住の維持に支障をきたす「貧困」状態にまで陥っていないことから「マイルド貧困」と呼ばれているのが実情のようです。
それでは実際にマイルド貧困の定義とはどのようなものなのでしょうか。
マイルド貧困に明確な収入や貯金額の定義はない
マイルド貧困には、明確な収入や貯金額の定義はありません。
むしろ、いくら働いても支出の額が多く、借り入れなどが返せるあてが無くなっていたり、土地や自動車などの財産を売払ったとしても借金を返済することが困難になっている状態の人を「マイルド貧困」と呼びます。
一方、収入としては正社員であったり自営業であったり、ある程度中流階級並みの収入を確保しているのもマイルド貧困の特徴です。
もし病気やリストラなどで今得られている収入が絶たれると、一気に貧困状態になってしまうギリギリの収支状態である人もマイルド貧困と言えるでしょう。
投資や自己啓発にのめりこんだ人もマイルド貧困に陥る場合がある
最近は「外貨FX」や「仮想通貨」など、小口から取引を始めて高額の利益を得られる投資商品が増えています。
小口から始められるので、給与の一部を元手に投資を始めた人が、損を取り返そうと借金をしてまで投資にのめりこんだ結果、収支バランスが崩れてマイルド貧困に陥る場合があります。
特に投資の場合は「後で儲けて取り返す」という安易な気持ちがあり、借金をしても一時の借り入れと思ってしまうことがあり、それがマイルド貧困を生み出す原因になっています。
また、より良い企業に転職しようと資格取得や語学習得に励むたびに教育ローンが増えて借金を抱えてしまう人もいます。
実際に資格を習得したとしても、それが実際には転職に結びつかなかったりして、結果的にただ借金を背負ってしまっただけになってしまうこともマイルド貧困の原因になります。
「こんなはずではなかったのに」と後になって気づいても遅かった、これがマイルド貧困に陥っている人の本音ではないでしょうか。
「ご利用は計画的に」とはカードローンなどのCMで何度も聞かれるフレーズです。
でも、それができないからマイルド貧困に陥ってしまう人も多いのです。
気軽にお金が借りられる社会も悪いと言う人もいますが、どんなサービスも使う人の計画性と自制があってはじめて有効に活用できるものです。
マイルド貧困に陥っていると感じている方には、ぜひ収支の徹底的な見直しを、それも第三者の力を借りて行われることをお勧めします。