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2019年がスタートし、各地はお正月ムードが続いています。
その中で、東京消防庁が発表した情報によると、東京都内で元旦1月1日の一日だけで、餅を喉に詰まらせて少なくとも男女11人が救急搬送されたそうです。
80代の男性が呼吸困難による心肺停止で死亡するなど、新年からもちの事故が相次いでいます。
今回は、事故防止のために、お餅を喉に詰まらせない方法についてまとめていきます。
なぜお餅を喉に詰まらせる事故は高齢者に多い?
お餅を喉に詰まらせて命を落とす事故は、高齢者が圧倒的に多いです。
これには大きな理由があります。
高齢者は体内の水分が若い人よりも1割~2割程少ないことが原因です。
特に朝起きたばかりなどは、寝ているときの発汗などで一時的に脱水状態になっていることが多く、朝ごはんの替わりにお餅を食べてしまうと、乾燥した食道の壁にお餅が張り付いてしまい窒息します。
その為、高齢者がお餅を喉に詰まらせて救急搬送される事故は朝方に多いという研究結果が出ています。
高齢者がお餅を喉に詰まらせないようにするためには以下の対策が有効です。
1…夜中にトイレなどで起きたときには、コップ一杯分の水を飲む
2…寝起きに白湯を飲む。食事時は汁物から口をつける
3…食事前に口腔トレーニングを行なう
立ったこれだけで、正月時のお餅事故を減らすことができます。
高齢者以外でも危険なお餅の事故
高齢者以外でもお餅を喉に詰まらせて救急搬送される場合があります。
高齢者に次いで多いのが、幼児です。
歯が発達しきっていないうちにお餅を与えてしまうと、あまり噛むことをせずにお餅を飲み込んでしまい、喉に詰まらせるという事故が起こります。
また、食道の大きさも大人に比べて小さいため、大人と同じサイズのお餅はかなり危険です。
お雑煮なども、水分を含んでいるから大丈夫と思っても要注意です。
以下の対策をしておきましょう。
1…幼児にお餅を与える時には小さく切る(サイコロ状)
2…薄く切るのも有効
正月と言えば「お餅」というのが日本人の文化です。
しかし、その文化のために命を落としてしまっては何の意味もありません。
以前はお餅をスーパーなどで購入するのは、邪道とも思われていたこともあります。
現在は、お餅はスーパーなどで購入するのが当たり前になってきました。
餅の事故は毎年報道されます。
事故防止のために、餅を食べないという家庭も増えてきました。
正月気分を味わうためにお餅を食べることは悪いことではありません。
命を落としてまで文化を味わう必要があるのかということは、事故を起こす前に今一度考えるべきではないでしょうか?