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都内の劇団が台東区の「たなかスポーツプラザ」という施設で舞台の稽古をしている最中に、劇団員の男性に模造刀が刺さり、男性がなくなるという事故があった。ミステリー小説の一節を思い浮かべてしまうような事故だ。警察はすでに事故として処理をしているようだが、ネット上では「現場にメガネの小学生がいなかったか?」「じいちゃんっこの高校生は?」などと話題になっている。
しかし、この事件で気になることがあるのも事実だ。まず、どこの劇団であるか情報が一切明かされないことだ。何かしらの意図があって、どこの劇団か隠されているのではないかという邪推が働いてしまう。
殺人事件であるという説について検証してみようと思う。
模造刀事故の劇団はどこの劇団か?
まず一番重要な点は、劇団がどのような規模かということである。劇団の規模から、劇団員同士の人間関係を推測することができる。舞台となった「たなかスポーツプラザ」には、いくつか多目的室があるが、500平米の体育館を除き、他の部屋は全て80平米ほどだ。劇団の練習を体育館でやる可能性は低いと判断し、舞台となったのは80平米ほどの多目的室だと仮定しよう。
80平米の部屋の一般的な収容人数は、約40人と言われている。ただし、その場合の収容人数というのはあくまで会議やパーティなどで使用する場合の着席時の広さだ。舞台の稽古のように動き回るものであれば、収容人数は更に減る。おそらく20人程度の劇団が、稽古に使っていたのだろう。
20人の劇団であれば、人間関係が適度に深くなり、人間関係のトラブルが起きる土壌は整っている。
模造刀と真剣の違いは?
そもそも模造刀とはどのようなものなのか。真剣は法律上「刀剣類」と類される。刀剣類は3つの要件がある。鉄などの鋼質性があること、人を傷つける性質がること、形が刀っぽいこと、この3点が要件だ。これに当てはまらない、刀っぽいものが模造刀ということになる。
その意味では、切っ先の鋭い模造刀があれば、刺さる可能性はある。とはいえ、模造刀では切っ先が鋭いだけで、刀身がないため、貫通することは考え難い。かなり強い力がかからなければ、このような事態にはならないはずだ。そして、それを人間の力でやり遂げるのはむずかしい。やはり、転倒などによって全体重がかかるような状況でなければ、このような事態にはならないだろう。
もちろん、そこまで仕組まれたことであれば、何かしらの故意が存在した可能性はある。可能性は否定できない。あるいは、そのことがどこの劇団か公開されないことと関係があるのかもしれない。