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トヨタの新型レクサスESがフルモデルチェンジされ、10月24日に7代目となる新型車種の販売が開始されました。
今回のレクサスESは日本名「カムリ」と同系列の車種として設定されていますが、今回開発された7代目では「カムリをさらに洗練した正常進化車種」としています。
レクサスESと言えば日本においてシニア世代が愛用する高級車の代名詞とも言える車種、でしたが、今回の7代目はどのような年代層が購入するのでしょうか?
65歳以上のセカンドライフを楽しむ世代層
まず、新型レクサスESの価格を確認してみましょう。
新型レクサスESの価格設定は、最低価格が550万円となっていて、ハイグレードモデルになると諸経費込みで800万円を超える金額になっています。
これだけの金額を自家用車購入のために出せる世代は、退職金や資産運用のお金を持つなど「財産に余裕のある」65歳以上のセカンドライフを楽しんでいる世代しかいません。
特に65歳以降のシニア世代は、まだまだ身体も元気なので自動車に乗って活動することは当たり前なので、どうせならいい車を購入したいと思うのは必然でしょう。
そんなセカンドライフ世代がレクサスESを購入する意欲を隠そうとしないのは必然でしょう。
40代や50代の人にも購入して欲しいと
一方、トヨタとしては40代や50代の人にも新型レクサスESを購入して欲しい意図があります。
レクサスESは高級車である以上に、走りを楽しめる高性能の自動車となっているので、スポーティーさを求める40代や50代の車好きにもぜひ売りたいと考えているのです。
と言うのも、今のメインユーザーである65歳以上の人は、7代目は購入しても、8代目を買う頃には年齢的に車を買い替える需要があるとは思えません。
トヨタとしては買い替え需要を見越しておきたいので、40代や50代でも走りが楽しめたり、いわゆる「シニアっぽくないデザイン」にしてスポーツセダンの位置づけとしてレクサスESを売り込みたいのです。
ですが、同種のカムリも値段だけ言えば350万程度で購入できるので、40代や50代の世代がカムリを購入されるとレクサスが売れません。
トヨタもこの辺りは考慮していて、レクサスならではの「高性能」をアピールして販売する戦略を描いているようです。
車は家族構成や年齢、それに収入によって購入する車種が大きく変わりますから、それを見越した設計やデザインが必要です。
現在の経済状況ではシニア世代の購買意欲がかなり高いので、自動車メーカーもだんだんシニア世代に特化した自動車づくりをしていますが、それだけでは潜在的なユーザーを掘り起こすことにはできません。
今回のレクサスESは、シニア世代とその直下の若い世代をうまく結びつける車になりえるのかもしれません。